Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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平和の翼 「世界不戦」は、わが魂の叫び

1998.12.2 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

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6  私は、戦争を憎んだ。民衆を戦争へと駆り立てた、指導者を憎んだ。こんな歴史を二度と繰り返さぬために、自分は何をすべきかを問い続けた。
 そして、出獄して人びとの幸福と平和のために立たれた、戸田先生との出会いによって、私の人生は決まった。
 今から三十四年前の、六四年(同三十九年)の今日十二月二日、私は、最も戦火に苦しんだ沖縄の地で、小説『人間革命』の筆を起こした。
 「戦争ほど、残酷なものはない。
 戦争ほど、悲惨なものはない……」
 「世界不戦」は、わが魂の叫びである。
 その思想を、人びとの胸中深く打ち込み、友情の橋を架けるために、私は、書き続ける。「平和の翼」となって、世界を駆ける。命の限り、力の限り。

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