Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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民主主義と仏法 本当の「民主」は日本にあるか

1998.6.17 随筆 新・人間革命1 (池田大作全集第129巻)

前後
4  学会は、貧困や病に苦しみ、社会の谷間で、言い知れぬ苦悩をかかえて生きる民衆に、仏法の「幸福の哲学」を流布し、希望と勇気の光を送り続けてきた。
 そして、信仰によって、自己の使命に目覚めた友は、時代建設の主体者として、社会貢献の歩みを開始していった。
 「民主」の時代とは、民衆が強く、聡明になり、社会の主役となることである。
 名ばかりの「民主」の時代にあって、真実の草の根の民主主義を、わが創価学会はつくってきたのである。
 それゆえに、民衆を支配せんとする勢力は、躍起になって、学会を中傷し、謀略を企ててきた。しかし、それは、「日本の柱」を倒す行為といえまいか。
 近年、再び、随所に「国家のための国民」をつくろうとする、国家主義の台頭の兆候が見られる。
 ナチスの独裁も、民主的なワイマール憲法のもとで台頭した。人間の哲学という土台なき民主主義は脆い。
 だからこそ、学会は、断じて勝たねばならない。われが民衆の正義の大城は、断固として勝ち、そびえ立たねばならないのだ。

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