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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会(6) 勝利の劇は「一人」への励ましから

2005.8.4 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

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5  わが地域を希望の理想郷に
 今年で、日航ジャンボ機の墜落事故から二十年になる。
 (一九八五年八月十二日、大阪へ向けて東京・羽田空港を飛び立った日本航空のジャンボ機が、群馬県上野村の御巣鷹山付近に墜落。乗員・乗客五百二十人が亡くなり、四人が救出された)
 私は妻とともに、亡くなられた方々の追善を懇ろにさせていただいた。まことに痛ましい事故であった。あの日のことは、今でも忘れられない。
 昨年も少し紹介させていただいたが、事故のさい、現場に駆けつけた地元の消防団のなかにも、二人のわが同志がおられた。お二人は、地域貢献の活動を誠実に続けてこられた。
 地域に根を張り、人々のために尽くすことが、どれほど偉大なことか。地道な活動が、深き信頼を築いていく。わが地域を、希望輝く理想郷へと変革する力となる。
 地域のために尽力を続ける各地の友の功労を、最大に讃えたい。
6  日蓮大聖人は「謀を帷帳の中に回らし勝つことを千里の外に決せし者なり」と仰せである。
 最高の作戦を立てるのだ。合議が大事である。その上で、決然たる行動が、勝利を開く。
 ベートーヴェンの音楽のように劇的に、また繊細に、友の心を鼓舞する名指揮をお願いしたい。
 広布の戦いは、一面では大変である。しかし、皆のため、広布のために尽くしていった分だけ、大きな功徳を受けることができる。生々世々、偉大な指導者として、最高の幸福境涯で生まれてくる。その因を積むことができるのである。
 青年部は縦横無尽に、わが使命の天地を駆けめぐっていただきたい。
 とくに新任のリーダーは、決して「殿様」になってはいけない。人ではなく自分が苦労を引き受ける――それが二十一世紀のリーダーの要件であることを忘れないでいただきたい。
 (長野研修道場)

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