Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第50回本部幹部会、第12回全国婦人部… 戦いこそ人生! 大満足の歴史を飾れ

2005.6.8 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

前後
12  生ある限り戦う! それが仏法
 きょうは、婦人部幹部会――女性が主役の会合である。
 引き続き、女性の英知の言葉を紹介したい。
 十九世紀に活躍したドイツの女性作家に、マルヴィーダ・フォン・マイゼンブーク(一八一六年〜一九〇三年)がいる。最晩年の彼女の言葉を、ロマン・ロランが記している。
 「人は戦わないでは生きることはできない」(「内面の旅路」片山敏彦訳、『ロマン・ロラン全集』17所収、みすず書房)
 もっと戦わなければ! もっと愛さなければ!――それが生きることだと彼女は言う。
 生ある限り戦う!――これが仏法である。学会精神である。
 偉大な魂からほとばしる言葉には、普遍の哲学がある。学会活動の正しさ、仏法の正しさを証明している。
 きょうは、″世界広布の電源地″アメリカの友も参加されている。有名なアメリカの女性詩人、エミリー・ディキンソン(一八三〇年〜八六年)の詩の一節に、こうあった。
 「武器や家柄にくらべて
 正義はずっと崇高なもの――」(『愛と孤独と――エミリ・ディキンソン詩集』3、谷岡清男訳、ニューカレントインターナショナル)
 権力や家柄――そんなものにへつらうのは最低の心だ。正義とそ、永遠の世界最高の財宝である。いちばん崇高なものである。
 皆さんは、そのことをよく知っておられる。虚栄には真の幸福はない。悠然と見おろしていくのだ。妙法にかなうものはないのである。
 何でもいい、何かで勝つことだ。人に負けないものをつくることだ。自分自身の生活の上で勝利することだ。そのための信心である。
 夫婦で一緒に、また子どもたちと、家族と、そして同志と一緒に歩み、ながら、「健康で勝った!」「何かで勝った!」と勝利の歴史をつくっていく人が、本当に偉い人である。満足の人である。幸福の人である。
 信心をしきった人、広宣流布に戦った人は、最高の勝利者となる。
 「月月・日日につより給へ」との御聖人訓を胸に、わが人生を勝つために前進しましよう!
 ディキンソンは喝破した。
 「信仰を無くすことは
 財産を失うことより大きいのです」(前掲『愛と孤独と――エミリ・ディキンソン詩集』1)
 断じて信仰を失ってはならない。これが、十九世紀の先駆の女性の叫びであった。
13  結びに、韓民族独立の指導者、呂運亨ロウニヨン先生(一八八六年〜一九四七年)にふれたい。
 かつて日本は韓国を侵略した。いじめて、いじめて、いじめぬいた。中国に対しても同様に振る舞った。軍国主義は本当に悪い。
 そもそも、日本にとって、韓国、中国の文化の恩恵は計り知れない。この傲慢な日本の軍部権力に対して、牧口先生、戸田先生は敢然と立ち向かわれたのである。
 呂先生は、青年の活躍に最大に期待した。
 「青年は正義のためなら、惜しまない炎の心を持っている」(「夢陽 呂運亨先生記念事業会」のホームページから)と。
 青年部の諸君は、正義の中の正義である広宣流布のために、わが身を惜しまず、炎の心で戦うことだ。そして断じて勝っことだ。青年部の諸君、よろしく頼みます!
 最後に、呂先生の「有利な時には、正義を口にし、不利な時に裏切るとは、とんでもない」(同前)との言葉を紹介し、私のスピーチを終わります。長時間、本当にご苦労さま!
 皆さんの幸福、万歳! ありがとう!
 (東京牧口記念会館)

1
12