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日蓮大聖人・池田大作

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牧口先生生誕記念協議会 創価の師弟は教育で勝った!

2005.6.6 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

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22  広布の友を「仏として」大切に
 牧口先生は、出会った一人一人を、心から大切にされた。地方から上京してきた同志も、慈父のように迎えておられた。そして、東京の座談会にその方を連れて行かれると、自分の横に招いて、皆に紹介された。
 「この方は、○○の地で、たいへんに頑張っておられる方です」
 その遠来の友は、どれほどうれしく、誇らしかったであろう。
 必ず言葉をかける。何か思い出をつくる。広布の指導者は、そうした心の広さがなければならない。
 牧口先生が朱線を引かれた御書の一節がある。
 「法華経を持つ者は必ず皆仏なり
 まさに会員同志を、「仏として」最大に大切にしておられた。
 とともに、同志を悩まし苦しめる悪に対しては、まことに峻厳であられた。先生は、「悪を排除した潔癖者の団体」が、どれほど強いかを、こう記しておられる。
 「少しの分解力も働かず、親密なる関係に結合するが故に、その団結は極めて強固であり、内部に於ても外部に対しても(中略)極めて強大なる勢力を持つこととなる」(「善悪観と大小観との混迷」、『牧口常三郎全集』9所収)
 この言葉どおりに、金剛不壊の破邪顕正の団結で、わが創価学会は勝ち進んでいくのである。
 大聖人は「御義口伝」に仰せである。
 「南無妙法蓮華経と唱える日蓮の一門は、一同に『皆、共に宝処に至る』のである。この『共』の一字は、日蓮と『共』に進む時は必ず宝処に至る。『共』に進まないならば阿鼻大城(無間地獄)に堕ちるということである」(御書734㌻、通解)
 何があろうとも、大聖人と共に進むのだ。仏意仏勅の学会と共に、広宣流布に生きて生きぬくのだ。その人は、三世永遠の生命の宝処へ、仏界の宝処へと前進しているのである。
23  御書には、一人の人間の中に、自然や宇宙との連関性を見いだす妙楽大師の釈が引かれている。(御書567㌻)
 両目は「太陽」と「月」になぞらえる。目の開閉は「昼と夜」。頭が丸いのは「天球」。髪は「星」。抜けた髪の毛は、さしずめ″流星″か。(笑い)
 仏法は、人間を「一個の小宇宙」と、とらえるのである。
 天文学者によると、この宇宙には数千億の銀河があるといわれる。それぞれの銀河には、数多くの恒星があり、さらに多くの惑星がある。地球のように生命が存在する惑星も、幾千万もあるであろう。
 法華経には壮大なスケールの時空が描かれている。科学が進めば進むほど、仏法の宇宙観に近づいているといえよう。
 妙法は宇宙を貫く根本の法則である。この妙法に生きぬくならば、星々が正確な軌道を進んでいくように、寸分の狂いもなく、幸福な人生を歩むことができる。これが信心の功徳である。だから大聖人は、信心だけは断じて貫けといわれるのである。
24  牧口先生が、獄中での苛酷な取り調べのなか、厳然と残された信念を、おたがいに銘記して、記念のスピーチとしたい。
 ″大敵にも負けずに生きぬいて、人間の達しうる最高の理想を示しきっていくのが「仏」である″
 アメリカの尊き同志の皆さま、すばらしき発展を祈っています。
 そして、わが愛する大東京の同志の皆さまにも、くれぐれもよろしく、お伝えください。
 どうか楽しき勝利の前進を! ありがとう!
 (東京牧口記念会館)

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