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日蓮大聖人・池田大作

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第二総東京最高協議会 心を動かす「祈り」と「指導力」を

2005.2.3 スピーチ(2004.9〜)(池田大作全集第97巻)

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15  師子吼せよ! 勇気を忘れるな
 皆さまの勝利また勝利の前進のために、御聖訓を拝したい。
 「仏になる道には、我慢偏執(我をたのんでおごり、偏った考えに執着する)の心なく、南無妙法蓮華経と唱えるべきである」(御書五五七ページ、通解)
 妙法を唱えれば、自分の中に偉大な仏の生命がわき上がる。
 ここにしか幸福の道はない。小さな執着にとらわれるな。慢心を排せ――そう大聖人は教えておられる。
 また、迫害の渦中にあった四条金吾には、周囲の人を大事にし、味方にしていくよう諭された。
 「(弟たちに)少々の過失があっても見逃してあげなさい。また女性には、いかなる過失があっても、戒める必要などない。まして争つてはならない」(御書一一七六ページ、通解)
 これが賢人である。あらゆる人を活かしていくのが、仏法なのである。
 大聖人は、こうも記されている。
 「法華経を信じる人は、用心に用心を重ねて、法華経の敵に対して心を引き締めていきなさい」「なにが仏道修行の敵であるかを知らなければ、敵にだまされてしまう」(御書九三一ページ、通解)
 愚かであってはならない。油断があってはならない。
 鋭く厳しく魔性を見破り、民衆を苦しめる悪を責めぬいていくことだ。
 勇気を忘れてはならない。破折精神を失つてはならない。これが根幹である。
 いかなる強敵に対しても、正義を師子吼し、言論の剣で打ち破ってきたからこそ、今日の学会があることを心に刻みつけていただきたい。
 そしてまた、大聖人はこう断言なされている。
 「法華経の行者は、信心において退転することなく、身に詐り親しむことなく、一切、法華経にその身を任せて、仏の金言のとおりに修行する、ならば、たしかに、来世はいうまでもなく、今世においても無事で寿命を延ばし、最高に勝れた大果報を得て、広宣流布の大願をも成就できるであろう」(御書一三五七ページ、通解)
 妙法を持ち、誠実に、真剣に、わが信念を貫き通した人が、必ず勝利する。
 世界平和の開拓者として、永遠の誉れの歴史を残していけるのである。
16  富士を仰いで
 詩人・国木田独歩は、『武蔵野』に、こうつづった。
 「丘に立て望めば富士山真白ろに連山の上に聳ゆ。風清く気澄めり」(『国木田独歩全集』2、学習研究社)
 独歩は、富士を仰ぎつつ、たゆみなき自分自身の建設を決意していった一人である。
 ここで、富士を望んで詠んだ句を、愛するわが同志に贈りたい。
 まず、壮年部の同志には――
  勝ちまくれ
    白雪富士は
      厳たりと
  
 婦人部の皆さまに――
  この一生
    富士の如くに
      悠然と
  
 女子部の皆さまに――
  晴ればれと
    常に胸中
      富士の山
  
 そして、男子部、学生部の友には――
  君も勝て
    我も勝ちなむ
      不二の山
 と贈りたい。
17  大聖人は仰せである。
 「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや、剰へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的とするなるべし、ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給うべし
 大事なことは、すばらしい人材をつくることだ。広宣流布の勢力を拡大することである。
 昨年も、わが学会、SGIは、日本は当然のこととして、全世界で未曾有の大発展を遂げた。心から感謝したい。本年もまた、皆さまが健康第一で、朗らかに、勇敢に、そして断じて事故なく、永遠にわたる絶対の「幸福博士」として戦いゆかれんことを心より、お願いして、私のスピーチとさせていただきます。
 多くの大切な大切な同志の方々に、よろしく、お伝えいただければ、うれしく思います。
 長時間、ご苦労さま! ありがとう!
 (東京牧口記念会館)

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