Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

方面長協議会 青年を伸ばし、新しい陣列を

2004.12.25 スピーチ(2004.9〜)(池田大作全集第97巻)

前後
18  「師弟」の軌道に幸福と成長が
 また、「華果成就御書」には次の有名な一節がある。
 「良い弟子をもつならば、師弟は、ともに成仏し、悪い弟子をたくわえるならば、師弟は、ともに地獄に堕ちるといわれている。師匠と弟子の心が違えば、何事も成し遂げることはできない」(御書九〇〇ページ、通解)
 仏法の根幹は「師弟」である。この仏法の正しい軌道を外れてしまえば、信心の成長はない。
 私は、若き日より、戸田先生の言われたとおりの道を進んできた。
 この道は、牧口先生と戸田先生という″偉大なる師弟″が、命をかけて開き、つくり上げてこられた道である。それが、すなわち、広宣流布の″不二の師弟″の道である。
 この道に徹する人生が、どれほどすばらしいか。どれほど幸福か。そのことを私は、後継の青年たちに明快に教え残しておきたい。
 さらに、賢人の箴言を紹介したい。
 大教育者。へスタロッチは、呼びかけた。
 「自分のためではなく、わが同胞のために。自身のためではなく、人類のために。何ものにも束縛されない、心の中の神聖なる声を、高らかにあげる――その声に耳を傾け、その声に従う時にのみ、まさに、私たちは人間性の高貴さを見いだすことができるのだ」(The Education of Man, translated from German to English by Heinz and Ruth Norden, Philosophical Library, Inc.)
19  そして、マハトマ・ガンジーは叫んだ。
 「人は、彼の仲間の幸福のために働く、その程度に応じて正しく向上するものである」(『ガンヂー全集』1、高田雄種訳、春秋社)
 きょうもまた、明日もまた友のもとへ――皆さま方の奮闘こそ、「高貴な道」である。人生の正しき「向上の道」である。
 一年間、まことにご苦労さまでした。
 本当にありがとうございました。どうか、お体を大切に!
 大切な、大切な会員・同志の皆さま方に、どうか、くれぐれもよろしくお伝えください。
 「勝って兜の緒を締めよ」である。仏法の真髄は「進まざるは退転」である。
 最高幹部の皆さんは、「どうしたら、皆が喜び勇んで、最高の力を発揮していけるか」、真剣に祈り、知恵を集め、次の勝利へ手を打っていくことだ。皆さん方から「幹部率先」の模範を示していただきたい。
 明年も、断固として戦い進もう! そして、断固として勝ち進もう!
 (東京・新宿区内)

1
18