Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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各部代表者会議 師弟に生きぬく青春は美しい

2004.9.29 スピーチ(2004.9〜)(池田大作全集第97巻)

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12  「この作家のことならまかせておけ」
 シラーが生きた十八世紀後半。ドイツでは「人間性の解放」を訴える革命的な文芸運動「疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)」が起きた。
 シラーはゲーテとともに、その旗手として活躍する。二人の深き友情は有名である。
 彼らが生きた時代、ドイツは、文化の輝きで世界を照らした。
 ゲーテとシラー。私も青春時代から大好きな詩人であった。徹底して読んだ思い出も懐かしい。
 どうか青年部の皆さんは、「この作家のことなら、何でも聞いてください」「御書の講義は、まかせてください」と言えるくらいに、徹して学んでいただきたい。智慧を磨いてほしい。
 知識は智慧の水を汲み上げるポンプである。
 シラーの″詩人の眼″は、人間の内面を見つめていた。彼は言う。
 「真剣な努力の意志は、精神の大いなる、最も美しい性質である」(ペーターゼン編『シラーの対話』橋本忠夫訳編、教材社)
 「心こそ大切」である。「挑戦し続ける心」は美しい。その人は必ず光っていく。
13  ドイツに続いて、ロシアの文豪の言葉にふれたい。
 トルストイは喝破した。
 「高慢な人間には多くの罰が降りかかる」(『人生の道』上、原久一郎訳、岩波文庫)
 文豪の人間への洞察は仏法にも通ずると思う。
 広布破壊の反逆者が、だれからも相手にされず哀れな末路をたどっていることは、皆さまがよくご存じのとおりである。
 終わりに、広布に励む皆さまへの御礼に、一曲、ピアノの演奏を贈りたい。
 (=名誉会長が、父子の魂の継承を謳った「大楠公」を奏でた)
 どうかお元気で! きょう、お会いできなかった方々にも、どうかよろしくお伝えください。
 一家一族のご繁栄を心から祈ります。本当にご苦労さま。ありがとう!
 (創価文化会館)

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