Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

関東会・東京会合同研修会(1) 幸福の大哲学を、自信満々に語れ!

2004.8.13 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

前後
4  インドに花開く人間主義の哲学
 インドの「創価池田女子大学」で八月四日、第五期生の入学式が盛大に開催された。(「聖教新聞」二〇〇四年八月十二日付で報道)
 「聖教新聞」を読んだ方から、「この『創価』と『池田』の両方の名前を冠した大学は、どのようにして創立された大学ですか」という質問が寄せられたので、簡潔に説明させていただく。
 この大学は、私ではなく、インドの教育者であり詩人であるセトゥ・クマナン博士らによって、チェンナイ(旧マドラス)の地に創立された。八月十三日は、この創価池田女子大学が、二〇〇〇年に開学した記念の日である。
 クマナン博士は、幼稚園から高校までの一貫教育校「セトゥ・バスカラ学園」の理事長も務められている。
 博士は一九九六年、ここ群馬で開かれた「世界詩人会議」に参加されている。これが、博士と創価教育の理念との出あいのきっかけになった。
 (=この時、池田名誉会長はクマナン博士に詩を贈呈。さらに、博士から返詩が寄せられた)
 クマナン博士は、私の「母」の詩に深い共感を寄せてくださり、創価教育を実践する女性教育の最高学府をインドに設立することを決意された。そして、実現されたのである。
 開学にあたり、博士から光栄にも、私に「名誉創立者」、妻に「名誉学長」に就任を、と強い要請をいただき、謹んでお受けした次第である。
 教職員の方々や学生の皆さんは、自分たちのことを「イケディアン・ファミリー(池田家族)」と誇り高く呼びあい、創価の思想を生き生きと学んでいるとうかがっている。
5  創価池田女子大学は本年、すばらしい一期生を社会に送り出した。
 先日(二〇O四年六月二十一日)、クマナン博士が大統領官邸に招かれ、カラム大統領と会見された。その折にも、この創価池田女子大学が話題となった。大統領はたいへんに関心を示し、喜んでおられたという。
 (=会見の席上、詩人でもあるカラム大統領は、池田名誉会長の「母」の詩を二度、三度と朗読。「ここに、人々の幸福をもたらす、本当の詩人がいる」とたたえた)
 私と妻は、創価池田女子大学のご発展と、全学生の健やかな成長、そして卒業生のご活躍を、朝な夕な真剣に祈っている。
 ともあれ、「平和」といい、「人間革命」といっても、「教育」が一切の基調であり、根本である。
 だからこそ、二十一世紀は「教育の世紀」であらねばならない。
 アメリカ創価大学も、使命深き四期生が晴れの入学式を迎え、本当にうれしい。私は、いちだんと、教育に総力をあげていく決心である。
6  世界詩人会議のモハン会長は、私の大切な友人の一人である。インドの最高裁判所の判事も務められた。かつて群馬の地を訪れたモハン会長は、わが創価の同志と友情を結ばれた。平和のため、戦火なき世界のために、ともに手をたずさえて進んできた。
 モハン会長は力をこめて、「インドでは『学会員』とは『素晴らしい人』の代名詞であります」(「聖教新聞」二〇〇〇年九月二十七日付)と語っておられる。
 インドを源流とする仏法の人間主義の大思想は、創価の友によってインドヘと還り、爛漫と花開いているのである。
 (群馬多宝研修道場)

1
4