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日蓮大聖人・池田大作

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第二十八回本部幹部会、第六回全国婦人部… 「広布に励む人」が最高の宝

2003.6.12 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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10  師弟不二の精神で戦ったから世界的大発展が
 ここで、日昇上人(第六十四世法主)の言葉を紹介したい。日昇上人は学会を大事にし、だからこそ宗門も大発展した。歴史に残す意味でも、語っておきたい。
 私に対して、こう述べておられた。
 「あなた(=池田名誉会長)は、四条金吾が大聖人を、命を賭して守ったように、広宣流布の指導者であり、皆さま方の師である戸田先生を命を捨ててお守りになられましたね」
 そのように深くとらえてくださっていた。
 私は、命を捨て、自身の財産もなげうって、師匠の戸田先生を厳然と守った。先生が事業で苦境に立たされたとき、支えに支えぬいた。
 当時、私は大幹部だったわけではない。一人の青年であった。私は、師匠のために戦った。師弟不二の精神で戦いぬいてきた。だからこそ、創価学会は世界的な大発展を遂げたのである。
 この厳粛なる事実を、夢寐にも忘れてはならない。この「心」を、忘れないリーダーになっていただきたい。それが、本当の広宣流布の闘士だからである。
11  大聖人は、正法を弘める者に悪口罵詈は当然であると教えられた。「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」と「開目抄」に仰せである。
 広宣流布」に闘う、勇敢なる仏子には、必ず中傷や非難がある。そうでなければ、真実の法華経の行者とは言えない。
 現実に、批判・中傷を受けながら、妙法を世界に弘めているのはだれか。私である。学会員の皆さまである。広布の闘争に連なる功徳は、あまりにも大きい。
 師とともに広宣流布へ――これが牧口先生以来の学会の伝統である。ここに仏法流布の方程式がある。
12  困難が大きいほど誉れも大きい
 終わりに、アメリカの第三代大統領であるジェファーソンの言葉にふれたい。「民主主義の父」と呼ばれた、世界的に有名な大統領である。
 「私は聖職者たちをおそれません。かれらは、信心ぶかそうな哀れっぱい声を出したり、もったいぶって偽善的な講釈を試みたり、嘘をならべたてたり、中傷したりして、ありとあらゆる殴打を加えてみましたが、私に一瞬の苦悶を与えることさえできませんでした」(S・K・パドーヴァー編『ジェファソンの民主主義思想』富田虎男訳、有信堂)
 堕落した聖職者たちがいくら攻撃しても、ジェファーソンを打ち負かすことはできなかった。
 あの日顕も、学会を破門し、広布の組織を破壊しようとした。しかし、学会は微動だにしなかった。私たちは、勝ったのである。(拍手)
 古代ローマの哲学者キケロは述べている。
 「困難が大きければ、それだけ誉れも大きい。いかなる場合にも、正義の働きを止めてはならないのである」(『義務について』高橋宏幸訳、『キケロー選集』9所収、岩波書店)
 困難が大きいほど誉れも大きい。福運も、功徳も大きい。
 いかなる場合も、正義の働きを断じてやめるな――私たちも、これでいきましょう!
 どうか皆さん、お元気で、ご健康で、長生きして、いい人生を飾ってください! また、お会いしましょう! ありがとう!
 (創価国際友好会館)

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