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日蓮大聖人・池田大作

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東京会研修会 青年が「広宣流布の新章節」を

2001.8.19 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

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11  仏法は大宇宙を貫く法則
 最近、宇宙に関する興味深い話題が報じられた。アメリカのカリフォルニア大学バークレー校の研究者たちが、太陽系に非常によく似た恒星系を発見したというニュースである。(八月十六日=現地時間)
 バークレー校は、私も二度、訪問している。
 (一九九三年に訪問したさい、「教育・平和貢献賞」がチェン総長〈当時〉から贈られた)
 今回、発見された恒星系は、北斗七星の近く、地球から四十五光年の距離にある。(一光年は、一秒間で地球を七周半する光のスピードで一年間進んだ距離)
 その中心にある恒星は、化学的な構成要素が太陽と似ている。さらに、今回は、その″太陽″の周囲を回る惑星が二つ発見されたが、太陽系と同じように、ほぼ円軌道を描いているという。ゆえに、もし地球のような惑星があれば、水があったり、生命が存在している可能性もあるというのである。
 仏法の壮大なる宇宙観、生命観から見れば、この大宇宙には、無数の仏国土がある。
 大聖人は、千日尼へのお手紙で、「法華経は十方三世の諸仏の御師なり」、「法華経を供養する人は十方の仏菩薩を供養する功徳と同じきなり」と仰せである。
 「十方」とは大宇宙とも拝せよう。広宣流布の広がりが、世界の平和を建設していく。その妙法の波動は、地球のみならず、全宇宙へと広がっていく。広宣流布は、全宇宙の平和と幸福へと連動している。
 この大宇宙をもつつみゆく広宣流布の誉れの本陣こそ、わが大東京なのである。ゆえに東京は、断じて負けるわけにはいかない。永遠に「連戦連勝」が使命であり、宿命である。
12  この八月二十四日、わが創価大学工学部の英才たちが、アメリカのネバダ州から、模擬衛星を打ち上げる予定と、うかがった。この衛星は、日米大学宇宙システム会議の一環として打ち上げられる。学生がすべてを計画・設計・実験するという画期的なものである。
 報告には、″創立者の五十四回目の「八・二四」の師弟の記念日を、そしてアメリカ創価大学の開学を、宇宙から祝賀させていただきます″と書かれていた。
 (=″Can Sat″と呼ばれるこの模擬衛星は、三五〇ミリリットルジュース缶サイズに実験機器を詰めこんだ超小型弾道軌道衛星モデルで、八月二十四日、ネバダ州のブラック・ロック砂漠で地上三七〇〇メートルまで打ち上げられた)
 さらに今後、計画している衛星は、創価大学の学生歌を、はるかな天空から送信し、ブラジルやエジプトなど、世界中のアマチュア無線家に受信してもらう考えという。その心が、うれしい。皆で大成功を祈りたい。
13  仏法の実践は「勇猛精進」であらねばならない。
 「勇」とは、「敢で為す」こと。勇気、勇敢である。「猛」とは、「智、すなわち信力を励みつくす」こと。「精」とは、「無雑」――純粋で、真剣で、妙法の信心に一点の混じりけもないこと。「進」とは、「無間」――間断なく広布に進むことである。
 大聖人は仰せである。「異体同心なれば万事を成し同体異心なれば諸事叶う事なし」。「団結」こそ力である。
 どうか、東京各地の大切な同志の皆さま方に、くれぐれも、よろしくお伝えいただきたい。結びに「一緒に、歴史をつくろう!」「一緒に、思う存分、戦おう!」「一緒に、二十一世紀の盤石な創価学会を構築しよう!」と申し上げ、記念のスピーチとさせていただく。
 (長野研修道場)

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