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日蓮大聖人・池田大作

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第七回本部幹部会、第二回全国青年部幹部… 世紀に轟け、民衆の勝鬨

2001.6.27 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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12  きょう(六月二十七日)は、ブラジルの文豪、ギマランイス・ローザ(一九〇八年〜六七年)の生誕の日である。彼はブラジル文学アカデミーの会員であった。
 (名誉会長は、同アカデミーの在外会員。九三年の就任式で記念講演を行った)
 ローザは、栄光あるアカデミー会員の就任式で語った。「われらは、生きたことを証明するために死ぬのだ」と。
 非常に味わい深い言葉である。いかなる哲学をもって、いかに生きぬいたか。いかに戦いぬいたか。そして、最後の最後に、どう勝ち抜いたか。
 その証を明確に残しゆくところに、人生の意義があり、勝負がある。ゆえに、広宣流布の途上で亡くなられた功労者の方々は、皆、人生の偉大な勝利者である。
13  困難よ来れ! 大闘争に大福運が
 御書では、「法華経の行者」は「求羅」という虫に譬えられている。
 「求羅」は、その身はきわめて小さいが、風を受けると、それを食べて非常に大きくなり、一切を飲み込む。想像上の虫とされる。決して、グラグラしている酔っぱらいのことではない。(爆笑)
 大聖人は「大風吹けば求羅は倍増するなり」と仰せである。有名な御書である。
 日々、御書を拝することだ。多忙であっても、もう一度、挑戦していただきたい。御書にふれれば、わが生命が大きく変わる。人生勝利の大確信がわく。
 さて、この「求羅」を倍増させる「大風」とは、いったい何か。それは、「大難」であると、大聖人は明快に示されている。
 法華経の行者は、大難との大闘争があるほど、ますます生命力が増し、福運が増し、勢いが増す。一切を人間革命へのエネルギーにして、変毒為薬しながら、自分を大きくしていける。
 大境涯を開いていける。だからこそ大聖人は、″いかなる苦難があろうと、いよいよ喜び勇んで戦いぬきなさい″″難が来たら安楽と思え″と仰せなのである。
 「広宣流布へ戦う心」があれば、仏になれる。いくら信心をしていても、「戦う心」がなければ、仏になれない。臆病は畜生の生命である。
 学会は、「戦う心」で走ってきた。だから、世界に発展した。「戦う心」――これが、わが創価学会の真髄であり、仏法の魂であると宣言したい。(拍手)
14  ブラジルの「外交の模範」と謳われるのは、リオ・ブランコ(一八四五年〜一九一二年)である。
 彼は、あらゆる外交戦に、真剣かつ情熱的に取り組んだ。「ありきたりの勝利」ではなく「圧倒的な勝利」を!――と。この心意気である。
 「青年部、よろしく頼む!」と申し上げたい。
 ″広布の外交戦″で、決定的な青春の勝利を飾っていただきたい。圧倒的な勝利で、栄光の歴史を残す戦いを、今ふたたび、開始してまいりたい。(拍手)
 この七月を悔いなく戦いきって、八月は、ゆっくりと英気を養っていただきたい。とくに婦人部の皆さまには、十分に休養を取っていただけるよう、男性の皆さまの配慮をお願いしたい。
 きょうは中部の総会をはじめ多くの総会、本当におめでとう! 遠いところ、暑いところ、ご苦労さま! お会いできなかった同志の方々に、くれぐれもよろしくお伝えいただきたい。
 お元気で!
 (東京戸田記念講堂)

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