Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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山梨代表協議会 強い信心こそ最強の力

2001.4.4 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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10  言論の闘士たちの希望の言葉を贈りたい。
 フランスの思想家グルニエは訴える。文豪カミュの師匠である。
 「人間は無限のこの力をどのように使うのか? すべては人間の勇気にかかっている」(『自由の善用について』大久保敏彦訳、国文社)
 弟子のカミュは言う。「虚偽が栄えているところには、圧制があらわれ、居すわる」「いかなる徳もひとたび虚偽と絣びつけば必然的に滅びる」(「正義と憎悪」古屋健三訳、『マニユ全集』5所収、新潮社)
 ゆえに、虚偽は雌じて設してはならない。断じて戦わねばならない。
 カミュは言う。「不正に対し執拗な闘いを繰り返して、われわれや他人のなかで、すこしでも人間を高めるのです」(同前)
 悪と戦えば善になる。極悪と戦えば極善になる。
 同じくカミュの言葉。「世界に対し、自分自身に対して一日に一つの勝利をかちとること、これだけが、われわれが責任を果すべき偉大な冒険の中で何らかの意味を持ち得る唯一の合言葉である」(「人間のために」大木健訳、同全集3所収)
 日々前進することだ。勝利することだ。「進まざるは退転」であるからだ。
 そして民主主義の父リンカーン大統領は訴える。「究極の正義を知るもの、それは人民である」(カール・サンドバーグ『エブラハム・リンカーン』2、坂下昇訳、新潮社)
 どこまでも、民衆のなかで、民衆とともに、民衆のために――これが創価学会の進む道である。
11  青年の世紀である。とくに、山梨青年部の活躍は頼もしい。
 人生、強く生きることである。弱い人生は不幸である。「金剛不壊の強き心」が信心なのである。強い人は優しさをもてる。人を包容する力がある。人を救っていける。弱い人は、人を救えない。自分自身も救えない。
 いかなる迫害も恐れてはならない。信心ある人にかなうものはないからだ。強き信心の人が、仏に成れる。臆病者や意気地なしの信心では仏に成れない。
 戸田先生は叫ばれた。
 「大聖人の弟子として、信行にはげむ青年諸君よ、青年こそ国家を救い、民衆の良き指導者としての使命をになう者である」「まず自らが、この(=我、地涌の主こなりと確信する)高邁な人間革命の真髄を求めて、いかなる三類の強敵・三障四魔とも戦い抜き、勝ち抜いて、勇猛精進すべきではなかろうか」(『戸田城聖全集』第一巻)と。偉大なる使命を一生涯、忘れないでいただきたい。
 きょうのお祝いに、女子部の友に和歌を贈りたい。
  幸せを
    築け勝ちとれ
      山梨で
    この青春が
      人生勝利と
12  結びに、「わが山梨青年部よ、『師子王の心』で戦いぬけ! 断固として勝ちぬけ!」と心から念願し、記念のスピーチとさせていただく。
 (山梨教学研修センター)

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