Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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香港・マカオ最高協議会 仏法は文化と平和の大地

2000.12.4 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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7  豊かな″人間性の薫り″を社会ヘ
 ハーバード大学の仏教講座で、私の著作である『私の釈尊観』を教材に使用してくださっているチャーリー・ハリシー博士は、「人間革命」の思想は、天台の「一念三千」の法理を普遍的に現代に展開した思想であると評価されている。すなわち、「人間革命」とは、「一念の変革が三千次元の世界に変革を促していく」という思想を現代に蘇らせたものであると論じておられる。
 今、香港SGI総合文化センターは、守る会(香暉会)をはじめ、皆さま方の真心に荘厳されて、洋紫荊ようしけいなど鮮やかな花々が咲き香っている。月光も美しく輝きを増している。
 新年を祝う御聖証には、「花は開いて果となり・月は出でて必ずみち・燈は油をさせば光を増し・草木は雨ふればさかう・人は善根をなせば必ずさかう」と仰せである。
 因果の理法に照らして、広宣流布という「善根の中の大善根」を、日々、積んでおられる皆さま方が、無量無辺の大福運に包まれないわけがない。
 釈尊は「徳のある人々の香りは、風に逆らっても進んで行く。徳のある人はすべての方向に薫る」(『ブツダの真理のことば 感興のことば』中村元訳、岩波文庫)と教えている。
 偉大なる「人格の華」は、いかなる逆風をも越えて、「人間性の薫り」を四方に広げていく。信仰の証とは、人格の輝きである。
 二十一世紀は、「人間性の世紀」であり、「人格の世紀」といってよい。ゆえに香港・マカオは、内外問わず、「あの人に会うと、すがすがしい」「一緒にいると、元気になる」「あの人と手を取りあって進みたい」と言われる、美しい「人華」の友情と信頼の集いを築き上げていっていただきたい。
8  このほど、壮年部の執行会議の皆さま方が、「二十一世紀 世界広宣流布 凱旋王者」と刻まれた、巨大なすばらしい印鑑を届けてくださった。
 香港・マカオの皆さま方は、全員が、この印のごとく、「二十一世紀 世界広宣流布」の「凱旋王者」となっていただきたい。そう申し上げ、私のスピーチとさせていただく。
 終わりに、一首を贈りたい。
  大聖人
    けなげな門下の
      香港を
    大慈大悲で
      包み護らむ
 どうか、お会いできなかった皆さま方に、くれぐれもよろしくお伝えください。
 (香港SGI総合文化センター)

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