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日蓮大聖人・池田大作

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世界広布四十周年記念マレーシア創価学会… 二十一世紀へ「黄金の扉」は開いた!

2000.12.1 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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8  友情を結べ、大誠実で語れ!
 インドのネルー首相は、歴史を振り返って、こう語っている。
 「アショーカ大王は、熱心な仏教者となり、法を弘めるために全力を尽くした。しかし、それは、力や強制によったのではない。アショーカ大王は、ただ人々の心を勝ち取ることによって、仏法に帰依させたのである」
 ここに、仏法の大誠実の人間主義がある。広宣流布とは、「友情の拡大」であり、「信頼の拡大」であり、「幸福の拡大」である。
 貴国のことわぎに、「友情は、指と爪のように切り離せない」とある。
 SGMの友情と団結は、すばらしい。その誠意の光る振る舞い、そして団結と調和の美は、マレーシア社会の中で絶賛されている。また、各州のメンバーも、「団結と常勝」「和睦と団結」「永遠勝利」など、それぞれがテーマを掲げて、にぎやかに、楽しく、堂々と進んでおられる。
 釈尊は、同志の結合を「不敗の集い」と呼び、「善き友」と歩むなかに仏道修行のすべてが納まっていると教えた。
 うるわしき信心の団結の姿のなかにこそ、仏道修行があり、人生の勝利がある。
 反対に自己中心になり、同志を怨嫉したり、団結を乱したり、学会活動を侮辱したりして、広宣流布の妨害をすれば、自分が苦しみ、自分の生命を破壊してしまうことになる。
 それが、だれ人も逃れることのできない、仏法の厳たる法理なのである。
 どうか、皆さま方は、これからも、私が信頼する理事長を中心に、どこまでも仲良く明るく、前進していただきたい。そして、ペトロナス・ツインタワーが世界一であるように、「世界一の団結の人間城」を築き上げていっていただきたい。
9  御本尊に題目を唱えていけば、宇宙の一番の高みから、すべてを見おろしていくような大境涯になる。ゆえに、何も恐れるものはない。
 御聖訓には、こう仰せである。「法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経に其の身を任せて金言の如く修行せば、慥に後生は申すに及ばず今生も息災延命にして勝妙の大果報を得・広宣流布大願をも成就す可きなり
 十二年前、私は、二十世紀の広宣流布の総仕上げの前進を、マレーシアの皆さま方と開始した。そして、二十一世紀の広宣流布の黄金の扉もまた、私は、きょう、ここに、マレーシアの皆さま方とともに、晴ればれと開いてまいりたい。(拍手)
 貴国の限りなき繁栄を祈りたい。わがマレーシアの全同志のご健康とご長寿、そして一人一人が最高に幸福な人生を歩んでいかれることを、心から祈っている。一生涯、祈り続けていく。
 きょう、お会いできなかったすべての同志に、どうか、くれぐれもよろしくお伝えください。マレーシア創価学会、万歳!
 (マレーシア文化会館)

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