Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

「ガンジー・ミレニアム(千年紀)賞」授… 「新しき千年」へ、戦う平和主義の大行進

2000.9.15 スピーチ(1999.10〜)(池田大作全集第91巻)

前後
11  「絶対に勝つ」との大確信で
 非暴力の平和運動が勝ち進んでいくためには、何が重要か。総裁は名著『ガンジーの非暴力』のなかで、ガンジーが示した四つのポイントを挙げておられます。
 第一に「闘争の目的に対して誠実であれ!」。
 第二に「敗北主義を排し、勝利に対する疑いを遠ざけよ!」。
 第三に「最後の勝利まで、闘争を貫け!」。
 第四に「たとえ迫害にあっても、意気軒高であれ!」。
 その通りであります。「勝つか負けるか」ではない。「絶対に勝つ!」「断じてやりきる!」。この精神を徹底するしか勝利はない。
 最後の最後まで「挑戦」であります。どんなに中傷され、非難されても、意気軒高に、何倍もの勢いで猛反撃していけばよい。この闘争心がなくなったら、おしまいである。
 どうか、にぎやかに、朗らかに、不屈の執念で、断固として戦い、勝利してまいりたい。(拍手)
 「開目抄」では、「心地観経」の文が引かれています。
 「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」と。
 非常に深い意義が込められた一節であります。きょうのこの燃え立つ決意を「因」として、皆さんの力で、三十年後の西暦二〇三〇年――「創価学会創立百周年」を絢爛たる大勝利で飾っていただきたい。きょう、私は、これを未来部の皆さんに託したいのであります。(拍手)
 「平和」と「非暴力」の世紀を、わが創価学会が先頭に立って建設していきたい。歴史は、私たちがつくる以外にない。純粋な、無償の行動で、国のため、民のため、世界平和のために、働いているのが、創価学会であります。ここに広宣流布の姿があり、実相があります。
12  総裁の父君は、百歳を超すご長寿を全うされたと、うかがっております。どうか総裁も、ますますご健康で、長生きをしていただきたい。そして、ぜひ三十年後の創価の栄光の集いにも、お元気な総裁ご夫妻とご家族をお招きしたいと思うのであります。(拍手)
 終わりに、我ら同志の西暦二〇〇〇年を荘厳してくださった貴財団に重ねて感謝申し上げるとともに、世界のため、人類のために限りないご清栄を私は心からお祈り申し上げます。
 マハトマ・ガンジーの言葉を皆さんに贈り、私の御礼のスピーチとさせていただきます。
 すなわち、偉大なるマハトマいわく。
 「戦いの目標は、ただ一つしかない。それは勝利である」
 サンキュー・ベリーマッチ!
 (創価大学記念講堂)

1
11