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中国・南開大学「名誉教授」、周恩来研究… 「民衆奉仕」の周総理に学べ

1998.11.25 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

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11  日中の青年が連帯を! 総理の「平和の悲願」を継いで
 両国の「平和友好条約二十周年」の佳節を祝して、本日、先ほど江沢民主席が、中国の国家元首として史上初めて日本を公式訪問されました。
 民衆を代表し、そして青年を代表し、私たちは心から歓迎申し上げるものであります。(拍手)
 江主席は、昨年、ハーバード大学での名講演で、語られました。
 「太陽の光が七色の色彩を持つように、世界もまた、さまざまな色を放っている。すべての国家、民族は、皆、自らの歴史、文化、伝統を持ち、それぞれに長所をもっている。ゆえに、相互に尊重し、相互に学び合い、相互に補い合い、ともに進歩していかねばならない」と。
 重大な指摘であります。
 私は、三十年前、あの学生部総会での「日中提言」で、中国と日本の青年の連帯が軸となって、アジアの民衆の幸福に尽力すべきことを訴えました。
 両国の教育・文化の交流を一段と強く推進し、これからの世界の安定と繁栄に貢献していくことが、私どもの願いであり、決心なのであります。
 結びに、周総理から、しかと託された「南開精神」を、私は、いよいよたぎらせながら、二十世紀の重要な総仕上げを、諸君とともに晴れ晴れと飾りたい。
 そして平和の七色の虹かかる「二十一世紀の新たな人類史」へ、学長ご一行ならびに両国の若き知性のリーダーとともに出発しゆくことを、ここに約し合って、私の感謝のスピーチを終わります。
 謝謝(シェシェ)!
 (創価国際友好会館)

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