Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

ブラジリア「名誉市民証」等授与式、第2… 創価の世紀へ新しい人材を 新しい前進を!

1998.7.20 スピーチ(1998.3〜)(池田大作全集第89巻)

前後
20  「魂を嫉妬に毒されるな」とシェークスピア
 シェークスピアいわく、「貧しくても心満ちたりたものは富んでいます、十分に。かぎりない富をもつものもいつ貧しくなるかとつねに怖れをいだけば、冬枯れのように貧しいと言えます。あらゆる人々の魂がどうか嫉妬にだけは毒されませんように」(「オセロー」、『シェイクスピア全集』1〈小田島雄志訳〉所収、白水社)
 「心満ちたりた人」。その人こそ「富める人」である。
 「つねに怖れをいだく人」。その人は「貧しい人」である。
 大事なのは「心の財」である。「信心」なのである。
 「信心」を失えば、心は貧しくなり、卑しくなる。広宣流布へ「一緒に闘争しない人」は、「冬枯れのような人」になってしまうのである。
 「嫉妬に毒されてはいけない!」と、シェークスピアは言う。その心配通りの「嫉妬の日本」である。
 皆さんは同志を絶対に嫉妬してはならない。妙法を持った同志は「無量無辺の″最高の財宝″を持った人」なのである。「広宣流布をする人」であり、「世界でいちばん尊い方々」だからである。
21  ゆえに幹部も、同志の皆さまを尊敬し、感謝し、「ご苦労さまです」「ありがとうございます」「お体を大切に」と、真心で接していかねばならない。「あれは、まだか」「これは、どうなっているのか」などと、いばる資格は絶対にない。
 皆、幸せになるために学会に入ったのである。幸せになるための学会活動である。
 同志から、心から尊敬され、信頼されてこそ幹部である。傲慢に命令しているだけでは、学会利用であり、信心利用である。
 結びに、心から敬愛するブラジリアの無限のご繁栄と、議長ご一行のご健勝を深くお祈り申し上げたい。また大切な同志の皆さまのご健康、ご活躍を、心から念願しております。
 では、八月の幹部会で、元気で、またお会いしましょう! 音楽隊も、海外の皆さんもありがとう。
 ブラジリア万歳! ムイト・オブリガード!(ポルトガル語で大変にありがとうございます)
 (東京牧口記念会館)

1
20