Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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奈良代表者会議 仏法は勝負、戦いの炎を燃やせ!

1997.5.22 スピーチ(1997.5〜)(池田大作全集第88巻)

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11  境涯を開け、御書を拝して
 さて、戸田先生は、行き詰まりに直面した青年部のリーダーに、語気鋭く、こう指導なされたことがある。
 「疲れ切った時にこそ、御書を拝読していけ! たとえ一行でも、二行でもよい。御書を拝して、自らの境涯を、もう一歩、開くのだ」と。
 私も、若き日より、奈良の地涌の友と、いつも御書を一緒に拝しながら戦ってきた。
 たとえば、「各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず」――おのおの日蓮の弟子と名乗る人々は、一人も臆する心を起こしてはならない――。
 また、「種種の大難・出来すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵なるべし」――さまざまな大難が起ころうとも、智者に日蓮の立てる義が破られないかぎり、(迫害者の言に)したがうことはない。そのほかの(教義を破られる以外の)大難は、風の前の塵である――と。
 どちらも、奈良の同志とともに心肝に染めてきた御聖訓である。私は、この御書の通り、何ものも恐れぬ「勇気の信心」で、奈良が進んでほしいのである。
12  妙法の功徳は「煩悩即菩提」である。妙法流布に戦っていけば、「悩み」は全部「幸福」に変わる。「疲れ」は「元気」に変わる。「貧乏」は「裕福」に変わる。これが「妙法」である。「不可思議の法」である。
 しかも、妙法の功徳は永遠である。「永遠の希望」であり、「永遠の光」であり、「永遠の力」である。
 この一生で仏の境涯を固めれば、生々世々、永遠にわたって、自由自在の境涯に生まれる。頭もよく、姿もよく、お金もあり、人にも尊敬され、人をも自在に救っていける「最高峰の人生」となるのである。ゆえに今世を頑張りなさいというのである。
13  きのうは、大地から湧き出るような鮮やかな虹を、皆さまと仰いだ。そして、今夜は満月である。大聖人は、「日蓮は満月のごとし」と仰せである。大聖人の仰せのままに生きゆく学会員の皆さまこそが、世のいかなる権勢の人よりも、尊く、気高い方々である。
 皆さまの人生にこそ、限りなき希望の虹が光り、所願満足の満月が皓々と輝きわたっていくに違いない。
 どうか、お会いできなかった同志の皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えしていただきたい。また、お会いしましょう。奈良、頑張れ!
 (奈良国際友好会館)

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