Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第3回本部幹部会 万年の勝利へ 人間王者の歴史!

1996.9.26 スピーチ(1996.6〜)(池田大作全集第87巻)

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16  人間の尊貴は「心で決まる」「行動で決まる」
 大聖人が、出家の門下を「聖人」「上人」という称号で呼ばれたことは、御書には記されていない。
 ただし、日源という僧については「聖人なり」とたたえられている。自分が矢面に立ち、同志を守るために不惜身命で戦った僧である。
 また、後世の記録には、熱原の法難で戦った日秀、日弁の二人の僧に「上人」の称号が与えられたとある。(富要五巻)
 いずれにしても大聖人は、僧だからではなく、正法のため、民衆のために戦った人だから、たたえられたのである。高僧だから聖人なのではない。有名人だから賢人なのではない。人間が高貴であるかいなかは「心」で決まる。「行動」で決まる。
 ″この高貴なる人を見よ!″″この人を、たたえるのだ!″――これが大聖人の仏法の魂である。
 広宣流布に戦う皆さま方こそが、最高に尊く、最高に偉い方々なのである。
17  万年に輝く「生命の宮殿」を建設
 こんな話がある。一生懸命にレンガを運んでいる人たちがいた。
 ある人が声をかける。「何をしているのですか」
 一人が答える。「ただ、レンガを向こうへ運んでるだけだよ」
 別の一人は言う。「レンガで壁を造るんだよ」
 そして三番目の人は、こう答えた。
 「おれは宮殿を造っているんだ。そのために今、一つ一つレンガを運んでいるんだよ」
 質問した人は思った。
 ″レンガを運ぶ″姿は同じでも、心の中は、こんなにも違う。三番目の人だけが、「宮殿を造るんだ」と誇りをもっている。彼にとって、働くことは「自分の宮殿を造る」のと同じだな、と。
 私どもの日々の行動は、地味かもしれない。しかし、その一つ一つが、万年の「民衆の宮殿」を築いている。そして自身の「生命の宮殿」を建設し、立派に荘厳しているのである。
 いつも、本当に、ご苦労さま。くる日もくる日もの皆さまのご苦労を、私は最大にねぎらい、たたえたい気持ちでいっぱいである。
 今こそ、力を合わせて、万年の「勝利の道」を、万年の「栄光の城」を、万年の偉大なる「世界の塔」を、そして、万年にわたる「永遠の人間王者の歴史」をつくるために戦いましょう!

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