Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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関西代表者勤行会 「文明の衝突」よりも「文明の対話」を

1996.3.21 スピーチ(1995.5〜)(池田大作全集第86巻)

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14  用心すべき敵は「悪知識」
 素晴らしき「無上道」に入ったのだから、最も気をつけなければいけないのは「悪知識」である。
 日蓮大聖人は、次の涅槃経の文を繰り返し引いておられる。
 「菩薩悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ・悪象の為に殺されては三趣に至らず悪友の為に殺されては必ず三趣に至る
 ──菩薩よ、悪象等に対しては心に恐れをいだいてはならない。悪知識に対しては恐れの心をもちなさい。悪象のために殺された場合、(肉体が損なわれるだけだから)地獄・餓鬼・畜生の三悪道に至らない。悪友(悪知識)のために殺された場合、(肉体も心も、ともに破壊されるので)必ず三悪道に至る──。
 悪い象に殺されるとは、今でいえば交通事故、災害などによる不慮の死に当たろう。もしも、そういうことがあっても、信心が破壊されていなければ福徳は消えない。三悪道には堕ちない。しかし、悪知識によって信心を破壊されたまま死んだ場合には、必ず三悪道に堕ちてしまう。
 悪知識は甘い言葉や、巧みなウソで、信心を紛動させようとする。こういう「悪知識」には、よくよく用心しなさい、と大聖人は教えてくださっているのである。
15  一九九一年六月に会見した折、ヴァイツゼッカー大統領は、私に語っておられた。
 「SGIの皆さんは、世界的に平和に寄与されています。皆さんの活動によって、地球的規模で、それぞれの地域を″開かれた″ものにするべく貢献されんことを、心から期待しています」と。
 また、九五年九月、ドイツ総合文化センターを訪問してくださった時でも、「SGIの皆さんの運動が発展していくことを期待します」と話されている。
 学会活動は、地道である。しかし、その意義は永遠であり、世界の良識が期待する「時代の最先端」なのである。
 創価学会なかんずく関西創価学会は、人間として最高に尊い「庶民の正義の団体」である。
 だから強い。だからこそ、世界の知性が信頼してやまないのである。
 学会はどこまでも学会らしく、さらに雄々しく、さらに堂々と、人類のために勝利の前進を続けてまいりたい。
16  常勝の獅子たれ
 関西でも、創価大学、創価学園の出身者が健闘している。本日の創大卒業式に、私はメッセージを贈った。
 獅子として生き抜け!
 獅子として走れ!
 獅子となりて戦え!
 そして
 すべてに勝ち抜き
 獅子王となりて
 わが人生を飾ってくれ給え!
 こう、私は呼びかけた。
 この言葉を皆さまにも贈り、「関西は永遠に、断固、『常勝の獅子』であっていただきたい」と申し上げて、きょうのスピーチとさせていただく。

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