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日蓮大聖人・池田大作

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滋賀県最高協議会 民衆が「本」、権力者は「末」

1995.10.8 スピーチ(1995.5〜)(池田大作全集第86巻)

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7  皆さまが勇気をもって、仏法を語れば語るほど、人々の心の奥に、最高の「幸福の種」をまくことができる。たとえ、今は相手が反対したとしても、必ず花開く時が来る。
 なかんずく、婦人部の確信の弁舌は、観念論ではない。言葉だけの空まわりでもない。強き一念、深き体験より発する、我が婦人部の一言一言には、人々の心を打つ響きがあり、心を動かしていく力がある。
 皆さまが祈り、しゃべった分、仏縁を結び、広宣流布のすそ野は広がっていく。
 ところで、大聖人は御書のさまざまなことろで、よき僧侶の条件を明確に挙げておられる。
 すなわち、(1)これといった世間的な罪がない(2)権力などに、いささかもへつらわない(3)少欲知足しょうよくちそく(4)慈悲がある(5)経文の通りに法華経を読み持つ(自ら修行する)(6)人にも勧めて法華経を持たせる(布教する)──である。
 この基準に、ことごとく違背しているのが、日顕宗の悪僧なのである。
 (1)世間的な罪、反社会的な行為(2)権力に迎合(3)貪欲(4)無慈悲(5)修行しない(6)布教しない。
 ゆえに、御聖訓に照らして、厳然たる仏罰、なかんずく冥罰みょうばち(すぐに表面には出ないが、後々に必ずあらわれる罰)は絶対にまぬかれない。
8  ″一切衆生の仏性を妙法の一音が呼び顕す″
 大聖人は、この御書の結びにこう仰せである。
 「一度妙法蓮華経と唱うれば一切の仏・一切の法・一切の菩薩・一切の声聞・一切の梵王・帝釈・閻魔・法王・日月・衆星・天神・地神・乃至地獄・餓鬼・畜生・修羅・人天・一切衆生の心中の仏性を唯一音に喚び顕し奉る功徳・無量無辺なり
 ──ひとたび妙法華経と唱えれば、一切の仏・一切の法・一切の菩薩・一切の声聞・一切の梵天・帝釈・閻魔法王・太陽と月・星々・天神・地神ないし地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天界という一切衆生の心の中の仏性を、ただ一声で呼びあらわせる、その功徳は無量無辺である──。
 妙法の音声おんじょうに、どれほどの力が秘められていることか。
 それは、全宇宙のあらゆる衆生が具えている尊極の仏性を呼び覚ましていく。ゆえにすべてを仏天の加護に変え、味方へと転じられるのである。
 功徳の「功」とは、「悪を滅する」こと。功徳の「徳」とは、「善を生ずる」ことである。
 学会の正義が、このように堂々と証明されゆくのも、学会員なかんずく婦人部の皆さまの懸命な祈りと戦いの功徳なのである。
 皆さま方の大闘争に呼応して、今、諸天善神もグングン勢いを増し、働いている。
 さらに朗々と、妙法を世界へ宇宙へ響かせながら、人々の心に「希望の種」をまく一日一日でありたい。
9  私は、これからも世界を回る。日本全国を回る。「希望の種」「幸福の種」をまき続ける。
 関西は、名実ともに「世界の関西」になった。民衆の手と手で築いた大関西である。皆さまとともに、世界に「妙法の種」すなわち「平和の種」をまきながら、晴れ晴れと、永遠の歴史をつくってまいりたい。三世の思い出をつくってまいりたい。
 今回は、滋賀の方々には代表にしかお会いできなかったが、お会いできなかった皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えいただきたい。
 素晴らしき滋賀に、また、まいります。本当に皆さま、ありがとう。

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