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日蓮大聖人・池田大作

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第84回新春本部幹部会、第6回埼玉総会… 民衆の団結で″歓呼の一年″を!

1995.1.7 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

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16  南米解放の父「団結には計り知れない利益」
 私は、本年も、世界中の多くの指導者、識者から、新年状をいただいた。その中に、南米のある大統領からのメッセージもあった。南米といえば、シモン・ボリバル(一七八三年〜一八三〇年)。″南米解放の父″であり、南米の永遠の英雄である。彼は言う。
 「私にとって、栄光とは(中略)敵を打ち破ることであり、勝利の栄光をすべて私の同胞に与えることにある」(ホセ・ルイス・サルセド=バスタルド『シモン・ボリーバル』水野一監訳、春秋社)
 断じて勝つ。そして、皆で勝利を喜び合う。そこにこそ、本当の栄光があるのだ、と。
 ボリバルは、二十一歳の時、パリでナポレオンの戴冠式を目にした。それが彼の人生を大きく変えた。そして、彼は「南米のナポレオン」として、立ち上がったのである。
 私がコロンビアで訪れたボリバルの記念館にも、ナポレオンのアルプス越えの絵とそっくりな姿のボリバルの絵があった。
 こうして戦い抜いた彼は、政治生活を終えるにあたっての最後のあいさつで、こう呼びかけた。
 「すべての者は団結という計り知れない利益のために働くべきだ」(同前)と。
 団結しかない。呼吸を合わせることだ。
 団結せよ!──これが、闘争に闘争を重ね、民衆に自由と解放をもたらした英雄の「最後のメッセージ」であった。
 創価学会も「団結第一」で前進してきた。呼吸を合わせ、心を合わせ、知恵を合わせ、勢いを合わせて勝ってきた。すべて、皆さま方のおかげである。皆さま方の力である。
 これからもどうか、「勇気の模範」の先駆を、ここ埼玉が、堂々と切っていただきたい。(拍手)
17  晴れやかな春をにぎやかに出発
 なお、この会場には、埼玉の各部の代表、今春卒業予定の創価大学生と創価女子短期大学生、そして学生部、女子部学生局の代表が参加されている。
 さらに、婦人部の人材グループ・伸峰会、女子部国際部、留学生の代表、十五カ国のSGI(創価学会インタナショナル)メンバー等がおられる。
 また、まもなく結成三十周年(一月十五日)を迎える中等部とその担当者の皆さま、ご苦労さま。(拍手)
 全国各地でも記念の集いが開催されている。本当におめでとう。
 最後に、合唱団に、もう一度、お願いしたいと思うがどうだろう。(拍手)
 (埼玉婦人部の「ロワール合唱団」が、「さくらさくら」「花」「荒城の月」を披露)
 ありがとう。感動しました。
 きょうの第六回埼玉総会を記念して、インドの「創価菩提樹園」に埼玉の菩提樹を植樹してはどうだろうか。(拍手)
 本年も、どうかお体を大切に。私も一生懸命、お題目を送りたい。
 健康第一で、明朗で、和楽で、勇気で、知恵で、この一年を飾っていただきたい。
 ありがとう。全国の皆さまもありがとう。お元気で!
 (埼玉文化会館)

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