Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第12回中部総会 いつも心を「未来」で満たせ

1994.12.21 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

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14  生命を癒す「慈愛」の尊さ
 アショカも、ガンジーも、そしてネルーも、「慈愛」と「非暴力」と「対話」の力で、人々の心を変えていった。
 「慈愛の力」──。学会活動も最高の慈愛の行動である。
 学会活動には、さまざまな苦労がある。本当に大変である。家庭訪問や、個人指導、そして弘教の際にも、いやなこと、つらいこと、悲しい気持ちになることも多々あろう。
 しかし、「それでも自分は行こう! 行って、何かしてあげよう」と思う慈愛が尊いのである。
 そこに仏道修行があり、その慈愛が、仏界に通じている。
 いばる幹部や、不誠実で好きになれない幹部もいると思う。時には、「もう学会活動はいやだ!」となることも(爆笑)。
 しかし、大切なのは「自分」である。「自分」が仏になればよいのである。自分が「慈愛の力」で、すべてを包容していけばよいのである。その人こそが、仏になる。
 反対に、慈愛もなく、″自分中心″であれば、仏になれるわけがない。
 退転し反逆した幹部は、すべて″自分中心″で、″学会利用″の人間であった。それを皆に見破られて、学会にいられなくなったのである。
15  「アショカ、ガンジー、ネルー展」のテーマは「癒しの手」である。
 今、世界に必要なのは、病み、傷ついた人々の生命を優しく抱きとる慈愛であり、「癒しの手」である。″生命の医師″である。
 三人の思想の源流をたずねれば、そこには釈尊の教えがある。仏法の慈悲の精神が脈々と流れている。
 そして、この精神を「現代に継承し」「世界に広げ」「日常で行動」しているのが我が創価学会なのである。この道を、明年もともに、堂々と進んでまいりたい。(拍手)
16  どうか最高のお正月を迎えていただきたい。
 全中部の同志、全国・全世界の同志が、ますます健康に、ますます幸福になられることを私は祈っている。
 季節も、これから、いよいよ厳しい冬に向かう。風邪をひかないよう、体を大切にしていただきたい。
 寒風の冬も楽しい、秋も楽しい、夏も、そして春も楽しい。春夏秋冬、「いつも楽しい」「何があっても楽しい」──こういう人生であっていただきたい。
 どんなことがあっても、すべてを楽しんでいける、大境涯の自分自身をつくりゆかれんことを念願し、本日のお祝いのスピーチとさせていただく。きょうは、寒いところ、ご苦労さま!
 中部の皆さま、全国の皆さま、一年間、本当にありがとう!
 (中部文化会館)

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