Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第83回本部幹部会、第9回東京総会 戦う「喜び」が「人生の充実」を拡大

1994.12.10 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

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15  法華経の会座は、今で言えば、幹部会や総会などのような集いを想像すれば、わかりやすいかもしれない。
 法華経二十八品の第二十七であり、″閉会間際″である。
 そこへ普賢菩薩は駆けつけた。万億の伎楽──たくさんの音楽家たちも連れて。ちょうど芸術部の皆さまのようである。
 あまりに多くの人を引率してきたので、普賢菩薩は″遅刻″してしまったのかもしれない(笑い)。″きっと叱られるだろう″。普賢菩薩の心配が、他人事ではないという方もおられると思う。(笑い)
 しかし釈尊は叱るどころか、他の菩薩以上に、普賢菩薩をほめたたえたのである。
 何か言われる前に、普賢菩薩が先手を打って(笑い)″決意発表″したこともよかったのかもしれない(爆笑)。
 ともあれ、忙しくて時間がない。けれども、何とか駆けつけよう。馳せ参じよう。広宣流布へ戦おう。その真面目な心が尊い。
 その心をたたえてあげられるリーダーであっていただきたい。
16  世界広布へ「普賢」の力を証明
 御義口伝には、世界の広宣流布は、この普賢菩薩の力によると仰せである。すなわち、「此の法華経を閻浮提に行ずることは普賢菩薩の威神の力に依るなり」と。
 「普賢」──すなわち「あまねく」「賢き」英知の力用である。
 我がSGI(創価学会インタナショナル)は明年、発足二十周年。「英知」と「賢明」の行動で発展してきた。
 そして、世界の「知性」と「良識」の人々も、共感をもって見つめている。
 世界広布に大きく寄与するという普賢菩薩の力が、SGIによって現実に証明されている姿と信じる。(拍手)
 普賢菩薩は、法華経の行者を守ると誓っている。
 法華経の行者とは、別しては日蓮大聖人であられる。総じては、その直系の門下、広布に進む学会員である。
 皆さまに、この普賢菩薩の加護が厳然とあることを確信していただきたい。必ず力がわいてくる。知恵がわいてくる。(拍手)
 何があっても「歓喜」──それが信心の大境涯である。
 妙法は「歓喜の中の大歓喜」である。
 信心は、喜んでやらなければ損である。喜んで信心即生活を生き抜けば、その一念が御本尊に感応する。諸天に感応する。晴れやかに生きる人には、太陽も晴れやかに輝く。
 この一年、本当にありがとう。よいお正月を迎えていただきたい。そして来年も、大いに素晴らしい一年を、一緒に戦い抜きましょう!
 どこまでも「晴れやか」に! 何があっても「朗らか」に!
 (創価国際友好会館)

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