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日蓮大聖人・池田大作

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第5回四国総会、第1回徳島栄光躍進総会… 「正義」の闘争で「大歓喜の生死」を

1994.12.4 スピーチ(1994.8〜)(池田大作全集第85巻)

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18  六年前、マレーシアで、日本との合同の記念公演が、民音などの共催で行われた。私もマハティール首相をご案内して出席した。(一九八八年二月六日、クアラルンプールのムルディカ・ホールで開催)
 演目の華の一つは、阿波踊りであった。舞台では、あの編み笠に、あざやかな着物姿の女性たちが、快活に、優美に舞い踊った。
 舞が終わった。満場の拍手である。女性たちが、編み笠をはずして拍手に応えた。その瞬間、場内がどよめきに揺れた。日本の女性たちと思っていたのに、多くのマレーシアの女性が入っていたからである。
 その感動の光景は、今も忘れられない。
 これから皆さまが、SGI(創価学会インタナショナル)の友との交流をされる機会も増えると思う。海外に行かれる場合でも、この阿波踊り一つあれば、語学ができなくてもこわくない(笑い)。海外の友も知っているし、友好を結ぶ力は抜群である。
 この郷土の誇りを披露しながら、今後いよいよ「世界との交流」を、自信をもって広げていっていただきたい。(拍手)
 最後に、きょうは徳島の創価同窓の皆さんが参加されている。お会いできて、とてもうれしい。また感謝したい。その皆さんに贈りたい言葉がある。
19   真玉焼不熱(真玉は焼けども熱せず)
  宝剣拗不折(宝剣は拗げれども折れず)
 (真の玉は、いくら焼いても熱くならない。宝剣は、いくら曲げても折れない。同じように、真の人間、力ある者は、決して屈しない)
 ──唐の詩人、顧況こきょうの言葉である。
 この一節をお贈りし、きょうの記念のスピーチを終わりたい。ありがとう! 長時間、ご苦労さま!
 (徳島文化会館)

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