Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第六十七回本部幹部会 「人間革命」の無上道を前進!

1993.6.15 スピーチ(1993.6〜)(池田大作全集第83巻)

前後
24  「王宮」の学会で幸福の「王者」と輝け
 人里離れた山の奥や、森の中で安閑と過ごすのではない。荒れ狂う現実社会を舞台に、苦悩している人のもとへ駆け付け、対話し、救っていく──その人こそ、一番、尊い人間であり、本物の信仰者ではないだろうか。
 大聖人は、三世の生命観のうえから、すべてを見通して仰せである。懸命に広布に進んでいる、その人こそ、いちばん崇高な存在なのである。
 すなわち学会の婦人部、女子部、そして全同志こそ、一切衆生が喜んで見るような仏となる。無量無辺の諸天諸仏が皆さまを賛嘆しておられる。
 幸福は外見ではない。華やかな姿で決まるのではない。人気や虚栄は幻であり、あぶくのようなものである。そうしたものに紛動されて、自分を見失えば、最後は、哀れな人生となってしまう。とくに、女子部は聡明であっていただきたい。真実と虚偽、本物と偽物を見極めるための信仰である。
 妙法のため、広宣流布のために流した労苦の汗こそ、いちばん尊い。その人こそ、生々世々、あらゆる人々から喜び慕われ、敬愛されゆく大境涯を開いていける。また、まことの信心に徹しゆく人には、教養も、品格も、福徳も、すべてが最高に備わってくる。
 どうか仏意仏勅の学会のなかで、意気軒高に人生を生き抜いていただきたい。
 学会の会館はすべてが″王宮おうぐう″である。御本尊を中心とした輝く″宮殿″である。心卑しき人間はいられない世界である。
 私どもは、この王宮で、すがすがしい心の連帯を築きながら、人々を救っていく″キングの道″を、″王者の道″を歩んでまいりたい。
 きょうは本当にご苦労さま。参加できなかった皆さまにもよろしくお伝えしていただきたい。
25  リーダーは、会合の際、新鮮味のある、味わい豊かな話をお願いしたい。
 食事でも、毎日、毎日、「ご飯と味汁だけ」では飽きてしまう。たまには、違ったものが食べたくなる。話も同じである。決まりきった話や、伝達と報告だけでは、あまりにも味気ない。心に染み入るような話で、皆の心をさわやかにしてあげていただきたい。
 人生を心から楽しんでいくための信心である。どうせ生きるならば、楽しく生きたほうが得である。どうせ戦うならば、楽しく、勢いよく戦ったほうが得である。
 悠々と、胸を張って、どこまでも朗らかな前進をお願いします!

1
24