Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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最高幹部協議会 世界に友人を、それが先進国

1993.3.25 スピーチ(1993.1〜)(池田大作全集第82巻)

前後
10  大聖人は、御自身と門下を指して「大乗平等法の行者なり」と仰せである。無上道を自証していると。
 大乗とは、多くの人々を乗せられる乗り物のように、多くの人々を救う教えである。全人類を乗せ、一切の人々を平等に成仏させる法=妙法の行者なのだと強調されている。
 そして末法は「南無妙法蓮華経の大乗平等法の広宣流布の時なり」と。
 にもかかわらず、「大乗平等法」を行じ、弘める者が、僧俗などの「差別」「不平等」を口にすることほど滑稽なことはない。それ自体、自分は大聖人の門下ではないと宣言している姿である。
 ここで大聖人は「権教は不平等の経なり」と明確に仰せである。
11  人類と世界は今、人間としての「平等」と「尊厳」の獲得へ動いている。「人権の世紀」の夜明けを求めている。
 ブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁と私は、対談集『二十一世紀の人権を語る』の発刊を約束した。
 総裁は、即座に「『人権』についての対話では、『差別に対する戦い』が中心になると思います。すべての人間は、平等です。いかなる差別も許せない。絶対に許すことはできません」と、九十四歳の瞳を爛々と輝かせながら語っておられた。
 日蓮大聖人の御闘争を受け継いだ私たちの人権闘争は、「人類が味方」である。「新世紀が味方」である。そして諸天が味方であり、いよいよ大確信をもって進んでまいりたい。
 「大乗平等法の行者」として、「人類の希望」「世界の柱」の誇りをもって、ともどもに戦っていただきたい。

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