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日蓮大聖人・池田大作

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第1回パラグアイ総会 諸天は「勇気」ある人を守る

1993.2.1 スピーチ(1993.1〜)(池田大作全集第82巻)

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7  パラグアイの皆さまは、社会に根を張って、信頼を広げておられる。本当にうれしいことである。
 皆さまのご尽力によって、三年前、南米で初めて開催された「世界の少年少女絵画展」も、素晴らしい平和のメッセージとなった。関係者の皆さまの労に心から感謝申し上げたい。そして、こうした社会貢献の行動をさらに着実に積み重ねてまいりたい。
 信心しているということで人と違うのは、あえていえば、ただ題目を唱えるという一点だけである。その一点で、私たちは胸中の御本尊を涌現し、胸中の宇宙大の宝を輝かせて生きていけるのである。
 そのうえで、あとの姿は、他の人と、まったく変わらない。よき国民、よき市民として、家庭で、地域で、社会で、伸び伸びと、また誠実に活躍していけばよい。
8  一人の「福運の大河」が周囲を福徳豊かな楽土へ
 大聖人は、「大木の下の小木・大河の辺の草は正しく其の雨にあたらず其の水をえずといへども露をつたへ・いきをえて・さかうる事に候」──大木の下の小さな木、また大河のほとりの草は、直接、雨にあたることがなく、直接、水を得ることがなくても、自然に露を得、水気を得て栄えていくのです──と。
 妙法を受持した皆さま方は、偉大なる「福運の大木」となり、「福徳の大河」となっていく方々である。人数ではない。一人、真剣に立ち上がれば、自分に縁するすべての人々を、また環境を栄えさせていくことができる。
 どうか、皆さま方は、この美しきパラグアイを、さらに福徳豊かな楽土へと潤していっていただきたい。そして、人々が「パラグアイ創価学会は素晴らしい」「私たちも入りたいが、なかなか入れてくれない」と憧れていくような、″王者の集い″であっていただきたい。
9  信心は一生である。大事なのは、一生涯、信心の火を消さないことである。
 お子さん方も、今は勉強が仕事である。信心の基本だけはきちんと学びながら、徹底して「勉学第一」で進むことが「信心即生活」となる。
 要は、「大変なときには真剣に唱題すれば、必ず乗り越えられる」ということを、がっちりと教えておくことである。あとは、いたずらに神経質になることなく、伸び伸びと成長させてあげていただきたい。
 妙法は、「宝の法」である。自分も必ず幸福になり「宝の人生」となる。また先祖も子孫も一族も皆、目には見えないが、厳然と光り輝く「幸福の軌道」に乗せていける。まさに「不思議の法」である。
 そして、目に見えない電波が月にも星にも届くように、妙法の同志の″生命の無線″も、距離を超えて、瞬時に、心から心に通じていく。ゆえに、私たちは、離れていても、いつも心はともにある。
 朗らかな人生を、楽しき人生を、仲の良い人生を生きていただきたい。そして、愛する「世界一、素晴らしきパラグアイ」を、皆の力で栄えさせていただきたい。
 皆さま方が、「人生の賢者」「健康の長者」「幸福の王者」として、栄光に包まれゆくことをお祈りし、祝福のスピーチとさせていただく。
 ムーチャス・グラシアス! また、お会いしましょう!

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