Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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アメリカSGI文化・学術最高会議 人間の価値は「行動」で決まる

1993.1.28 スピーチ(1993.1〜)(池田大作全集第82巻)

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7  「信心」は最も″開かれた心″
 ″形式抜き″のアメリカ流は、「関西の心」とも響き合う。また仏法の本来の精神、SGIの価値創造のいき方と通じ合っている。
 日蓮大聖人は、「御義口伝」で、成仏について「成は開く義なり」と仰せである。わが生命を最大限に開き、仏と「開く」のが「成仏」であり、仏法の目的である。
 また、開仏知見かいぶっちけん(一切衆生がもつ仏の智慧を開くこと)の「開」について「開とは信心の異名なり」と。わが生命、わが仏界を「開く」には「信心」以外にない。
 「信心」は、最も″開かれた心″なのである。その開かれた生命の宝蔵から無量の福聚ふくじゅ(福徳の集まり)が涌きいでる。
8  「知性」の究極は「信仰」となり、正しき「信仰」の実践は必ず「知性」の輝きをもたらす。正しき信仰なき知性は、生命の大地から離れ、いつしか病んでいく。
 牧口先生は、近代の知識人の多くは「高等精神病」であると言われていた。また、知性なき信仰は、盲信となるとも──。どちらを欠いても不健康である。
 皆さまは、両方を兼ね備え、行動のうえでも、仏法を基調にした平和・文化・教育の推進を重ねておられる。その生き方が、人間における最高の中道であり王道なのである。
 年ごとにより素晴らしい人生と輝いていかれんことを念願し、記念のスピーチとしたい。

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