Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第六十一回本部幹部会、第九回中部総会 無限に希望輝く「この道」を

1992.12.19 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

前後
18  ″差別するバスには、乗らない! 皆で歩こう!″
 彼女の勇気ある行動をきっかけとして、有名な「バス・ボイコット運動」(乗車拒否)が始まる。
 (これは若きマーチン・ルーサー・キング氏がリーダーシップをとった″非暴力″の運動。それまでバスを利用していた二万人もの黒人たちが、皆、歩くようになった。創大ロス分校での女史の講演は、この運動の記念日である十二月五日に行われた)
 この運動については、以前にもスピーチした(一九九一年十一月十七日、創立記念勤行会・第四回東京総会。本全集79巻に収録)
 彼女は、さまざまな脅迫や嫌がらせを受けた。職場も解雇された。
 しかし、毅然として、裁判も戦い抜く。
 「私は負けない! 人間の尊厳を、どこまでも守る」。彼女の心は炎と燃えた。
 そして一年後の十二月二十日、ついに全面勝利の日を迎える。連邦最高裁判所によって″バスの差別は憲法違反″という判決が出され、その通達が市に届いた。
 この勝利は、「人権の時代」の新しい幕を開いた。平凡な一婦人の戦いが、歴史を変えたのである。
 歴史を変えた、学会の大勝利の原動力も、我が婦人部の皆さまである。
19  パークス女史は、今年七十九歳。今なお、はつらつとされ、アメリカ創価大学でも、こう語っておられた。
 「私は正義のために戦い続けます。力のある限り、自由と平等のために努力を続けます。私の仕事は、まだ終わっていません」
 命ある限り、正義の道を進む──私たちもまた、偉大なる「この道」、広宣流布、人間主義の「この道」を、勇気と希望と自信をもって、さらに進みましょう!来年も、ともどもに!
 全国の同志の皆さま、本当にご苦労さまです。また、中部での晴天の素晴らしい五日間、ありがとう! よいお年をお迎えください!

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