Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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SGIイタリア芸術音楽祭 天才とは″永遠の挑戦″の異名

1992.6.28 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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5  死を目前に「私は続ける!」と
 さて、ダ・ヴィンチのいわゆる「最後の言葉」は何か。(彼は一五一六年、六十四歳の時、フランスに出発、フランソワ一世の居城の一つ、アンボワーズ郊外のクルー城に滞在した。二年半後の逝去もクルーの地である。臨終のくわしい状況は伝えられていない)
 死を目前にした彼は、死後のことを、こまごまと指示した遺言状を書くが(死の九日前)、その前に書き残した言葉がある(一五一八年六月)。
 それは「私は続けるだろう」との一言である。何かの計画であったのか、何らかの仕事のことか、芸術のことか、いずれにしても、彼は死を目前にして、なお「私は続ける」と書いている。
 最後まで「努力」、どこまでも「挑戦」、限りなき計画と実行の「持続」「連続」──この、たゆまぬ前進が、「天才」の実質であった。
 生きている限り、私は「戦う」。使命の行動を、私は「続ける」。この決心が、人生の天才、幸福の天才をつくっていく。正義、健康、勝利、幸福、和楽、栄光──すべて、この「私は続ける」という一言の中に凝縮されている。
 大切な、大切な皆さまである。妙法を根本に、自分自身の、はつらつたる″行動の絵″を、そして自在なる″幸福の名画″を描き、現実へと仕上げていっていただきたい。
 再来年の世界青年平和文化祭には、日本をはじめ各国から同志がイタリアを訪問する予定である。きょうは、本当に素晴らしかった。おめでとう!

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