Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

大分新世紀総会・レインボー音楽祭 仏法は「現証にはすぎず」

1992.3.1 スピーチ(1992.1〜)(池田大作全集第80巻)

前後
11  ところで「大分」の地名の由来について、地元の幹部に聞いたのだが、だれも知らない。まあ、これには諸説あるようだが、そのなかに「碩田おおきだ」説がある。
 これは、昔、景行けいこう天皇が、現在の大分平野あたりを眺めて、地形の広大さとうるわしさをたたえ、″広く大きな田″という意味の「碩田」と呼んだ。それが始まりという説である。
 「おおき」には″大きい″″えて充実している″″どっしりしていて立派である″″盛んな″等の意味があるようだ。
 皆さまのような方々を「碩学せきがく(大学者)」ともいう。ともあれ、大分は″大きい″。″立派″である。
 「オオキダ」から「オオイタ」になったとする説には、「大段おおきだ」説もある。「段」は「分」と同じく、″分かつ″とか″しきり″″一区画″の意味で、たくさんの区画に分かれている、地形が複雑である等の意味かとされている。
 他に「大分国造くにのみやつこ」(『旧事本紀くじほんぎ』)、「大分君おおいたのきみ」(『日本書紀』等)の名前と活躍が伝えられており、「大分」の表記もかなり古い歴史がある。古くから「オオキダ」「オオキタ」等と呼んでいたところ、後世に意味不明となって、説明のためさまざまな説が生まれたと考えられる。なお、日本の古称、美称である「豊葦原瑞穂国とよあしはらのみずほのくに」とは、もともと大分周辺=「とよの国」を指したとの説もある。
12  海も素晴らしい大分。今、「広布の大航海時代」である。新時代にふさわしく、大分の皆さまも、今年、来年、再来年、近い将来に、どんどん海外交流に出かけていただきたい。
 「会友日本一」の模範の地として、九州は当然のこと、世界にも大きく希望を与えながらのご奮闘であられんことを、心からお祈り申し上げたい。
 お会いできなかった皆さまに、よろしくお伝えいただきたい。また、街角で歓迎してくださった皆さま、くれぐれも風邪をひかれませぬように。
 それでは、またお会いしましょう。きょうは本当にありがとう!

1
11