日蓮大聖人御書|池田大作著書|御書検索|スピーチ検索

3 　日蓮大聖人は、皆の幸せのために出現された。ゆえに皆が喜ぶことを、大聖人も喜んでくださる。皆が「本当に楽しい」「本当にうれしい」と歓喜すれば、大聖人も喜んでくださる。これが本当の仏様の御心と信ずる。皆を苦しめたり、皆が苦しむのを喜んでいるような人間は、大聖人の御心と正反対である。
　信仰は自分自身が生き生きと、楽しく生き抜いていくためにある。ゆえに、信仰のことで、いたずらに″とらわれた心″になって、きゅうくつに自分を縛る必要はない。
　勤行・唱題も、やった分だけ自分の″得とく″になる。かといって、やらないと″罰ばちが出る″などということはない。それでは、はじめから信仰しない人のほうがよいことにさえ、なってしまう。
　妙法への信心の「心」に、また一遍の唱題に、無量の功徳があると大聖人は仰せである。そう確信し、勇んで、伸び伸びと、喜びの心をもって仏道修行していく一念に、福運はいよいよ限りなく開けてくる。この微妙な「一念の転換」に仏法の要諦もある。
　楽しいアジア総会であっていただきたい。楽しい家族の集いであっていただきたい。聡明に、楽しい人生であっていただきたい。