Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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インド創価学会「2・16」記念勤行会 月氏の空に幸福の大音声

1992.2.16 スピーチ(1992.1〜)(池田大作全集第80巻)

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17  自由の理想郷へ頭を高く上げて
 貴国の詩聖・タゴールは″我が祖国がどのような理想郷を目指すべきか″について次のようにうたっている。
  心がおそれをいだかず、こうべ毅然きぜんと高くたもたれているところ
  知識が自由であるところ
  世界が狭い国家の壁でばらばらにひきかれていないところ
  言葉が真理の深みからづるところ
  たゆみない努力が完成に向かって両腕をさしのべるところ
  理性の清い流れが形骸化けいがいかした因習いんしゅうからびた砂漠の砂に吸いこまれ、道を失うことのないところ、
 そうした誇り高き「自由の天地」を目指して、心ひろびろと前進しよう。タゴールはこう呼びかけている。この詩は、先日お会いしたベンカタラマン大統領も、ご自身のスピーチで引用されていた。
 一節一節に「自由」への深い祈りの響きがある。インドには自ら「自由」を勝ち取った精神闘争の伝統がある。
 妙法こそ最も根本的にして、永遠の「自由」への源泉である。皆さまは頭を毅然と高くあげて、心おそれなく、伸び伸びと、人類の「自由の理想郷」建設へ、勇んで進んでいただきたい。
 年ごとに、希望あふれるインドである。決して、あせることなく、着実に、また確実に、悠久のガンジスの流れのごとく、一千年先、二千年先を見つめて、堂々と進んでいただきたい。
 大切な同志である皆さまの、ご幸福とご健康とご長寿をお祈り申し上げ、記念の集いを終わりたい。本当にお世話になりました。また、お会いしましょう!

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