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日蓮大聖人・池田大作

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本部幹部会・埼玉総会 創価の栄光城は妙法と共に永遠

1991.12.8 スピーチ(1991.10〜)(池田大作全集第79巻)

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14  八百万人の「御供養者名簿」が常に大御本尊と共に
 この五つの箱のうち一番目の箱には、同年十月十二日の完成奉告大法要の際、大御本尊の御宝前で奉読された日達上人の「慶讃文」と私の「慶讃の辞」、並びに昭和四十二年十月十二日の建立発願式での日達上人の「願文」と私の「発誓願文」、さらに同四十四年の定礎式での日達上人の「表白文」、同四十六年の躯体くたい完成式での私の「表白」が納められている。
 二番目の箱には、建立発願式の折、日達上人が着された法衣一式。
 三番目の箱には、日達上人より″ぜひとも″とのお話で、発願式の時、私が着用したモーニング(礼服)三つぞろい。
 四番目の箱には、「正本堂御供養者名簿」が納められている。名簿には、御供養に参加された八百万余の方々のお名前が、一人ももれなく書きとどめられている。
 表紙の金文字は、日達上人のお話を受けて、私がしたためさせていただいた。一冊が二千ページで、全百三十三冊である。皆さまのお名前は、こうして大御本尊の真下に、厳然と納められている。
 また私どもは三世永遠にわたる信心の眷属けんぞくである。その意味で、参加された皆さまのお子さんやお孫さんも、さらに、正本堂の御供養以後に入会し、広布のために献身されている方々も、現在・未来の学会員はすべて、この御供養の大福徳に連なっていることを確信していただきたい。
 五番目の箱には、「正本堂落成慶讃大法要参列者署名簿」全二十七冊。第一冊の冒頭には、私が署名し、全部で約五万人の署名が納められている。
 これらの記念品を納めた埋納室は、厳重に密閉され、次に開かれるのは、第一回が、その時からちょうど七百年後、第二回が三千年後、第三回が一万年後となっている。これは正本堂建設委員会で決議し、日達上人のご認可をいただいて、正式に発表したことである。
 こうした事実は、まさしく、私どもが「永遠に大御本尊とともにある」ことの象徴といってよい。
 「一閻浮提いちえんぶだい広宣流布」に進んでいるのは学会である。ゆえに、学会の「信心」こそが「一閻浮提総与の大御本尊」に深く通じ、大功徳を頂戴してきた。その「信心」ある限り、だれびとも大御本尊と私どもの間を「切る」ことなど、できるはずがない。
 電波は宇宙を駆ける。月とも交信できる現代である。いわんや信心の「一念」は「法界にあまねし」で全宇宙に通じていく。正本堂は、すぐそこである。
 ともあれ、ある人が言っていた。大御本尊の光が世界に広がることを妨げる者は、大聖人を破門する者ではないかと。その報いは必然であろう。
 さらに、須弥壇の下には、世界の同志のご協力により収集した百三十五カ国の「世界の石」が、礎石として埋められている。
 これは「世界の全民衆の参画」の象徴として納めたものである。世界中のSGIメンバーが大御本尊をお守りしていくという意義がある。私が提案し、実行されたものであり、もちろん現在も厳として、大御本尊まします須弥壇をお支え申し上げている。
15  学会こそ大聖人直系の教団
 先日(十一月二十九日)、アフリカの全駐日大使からアフリカ外交団(二十六カ国)の総意とのことで、「教育・文化・人道貢献賞」をいただいた。このアフリカの国々の石も、その後に独立した国を除いて、すべて大御本尊の下に礎石として納められている。
 そのアフリカの国々から、この時に真心の賞をいただいたことも、「一閻浮提総与」の大御本尊を奉ずる学会の正しさを後世に残しゆくうえから、不思議な意味を感じる。
 (一方、宗門からは恥さらしな「破門通告書」なる文書が届いた。「世界の立正安国」への学会の活動に共感が高まるのと、あまりにも対照的に、大聖人の御精神と正反対の権威的・利己的な宗門の体質が天下にさらされたわけであり、″宗風を汚し続ける″醜行に、内外から「ああいう所とは一日も早く無関係にならなければ、学会のお荷物になるばかりです。今回の破門は本当に慶賀にたえない」等の声が寄せられている)
 ともあれ、我が創価学会、SGIの同志の皆さまこそ、永遠に大御本尊をお守りしゆく「使命の仏使ぶっし」であられる。その皆さまに、大御本尊の加護は絶対と確信していただきたい。信心とは、道理の上に立った「確信」であり、その確信が一生成仏の因となる。
16  創価学会の出現によって、大聖人の仏法は、事実の上で「世界宗教」としての道を歩んでいる。
 いわば大聖人が、学会に、御自身の直系として、仏勅ぶっちょくの「種子」を植えてくださった。その種子がはつらつと育ち、今や全世界に枝を広げている。ゆえに大聖人が、いよいよ絢爛たる花を咲かせ、実を結んでいくために、″小さな庭″の「門」を開いて、広々とした新世界を示してくださった──。私どもは、このように、深い意義と使命を確信してまいりたい。二十世紀に誕生した、我が「創価学会」こそ、日蓮大聖人直系の「広宣流布の大教団」であると胸を張って。
 どうか、伸び伸びと、また久遠からの同志・兄弟として仲良く、「偉大なる創価学会」を守り、学会とともに栄えながら、この人生、この法戦を、堂々と勝ち抜いていただきたい。
 皆さまの「健康」と「活躍」と「幸福」をお祈りし、また「最高に素晴らしいお正月をお迎えください」と申し上げ、本日のあいさつを終わります。ありがとう!

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