Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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関西最高協議会 三烈士の精神は学会の中に

1991.10.17 スピーチ(1991.10〜)(池田大作全集第79巻)

前後
37  民衆を見くだし、信徒を抑圧する悪侶に、賢明な信徒が従うはずがない。そのもとに集まるのは、三位房や弥藤次のごとき、背信や忘恩、嫉妬や憎悪、強欲や怠惰、狂信か盲信に支配され、不信と猜疑に満ちた輩ばかりとなろう。
 そうした人間は、批判はできても建設はできず、自利は計っても利他はなく、対立はしても団結はできない。すぐに内輪もめをはじめ、分裂していくものである。
 悪侶に従って、信心強盛になった者など、皆無であろう。もちろん、成仏への功徳などない。惨めな末路をたどった事例は、枚挙にいとまがないほどである。
 したがって、悪侶のもとからは、しだいに信徒が離れていき、寺も衰亡の一途をたどっていく。当時、おごりに傲っていた滝泉寺は今、跡形もない。
 ──こうして、今、熱原法難の経過をたどってみると、広布を阻む「魔」の手口は、本質的には、いつの時代も変わらないことが、改めて明らかになる。
38  「御本物の門下」として広布の正道を
 ともあれ「世界広宣流布」は、御本仏の御遺命であり、創価学会の使命である。この前進は、だれびとも止めることはできない。だからこそ、天魔は、唯学会員に対して権威・権力を振るえる立場にあった正宗の高僧をねらい、その身に入ったと考えられる。しかし、そのもくろみも崩れた。民衆が「真実」をわかってしまったからである。
 私どもは「御本仏の門下」である。七百年前と同じく、今、強権による「民衆弾圧」「和合僧の破壊」が行われようとしている。この法難を、大聖人の仰せ通り、「不屈の信心」と「異体同心の戦い」で乗り越え、晴れ晴れと″世界広宣流布の旭日″を昇らせてまいりたい。
 すべて深い御仏意であると私どもは確信していきたい。今、勇んで、歓喜に燃えて、前へ進んだ人が、一生成仏と三世の誉れの人である。

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