Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第四十五回本部幹部会 「人間共和の永遠の都」を世界に

1991.8.24 スピーチ(1991.7〜)(池田大作全集第78巻)

前後
16  日達上人は、続いてこう述べられている。
 「小樽問答の緒戦において、当時の池田渉外部長、今の二代会長が、学会側の司会者として爆弾演説をしているのである。この演説がまことに重大なる役割りになったのである。
 この演説は時間にして数分ではあったが、身延派の心胆を寒からしめ、味方の意気を高揚したのである」(同前)――。
 戦いは緒戦で決まる。小樽問答も、初めのわずか数分で勝敗が大きく動いた。何の戦いであれ、大切な″最初の一撃″のチャンスを逃してはならない。
 家庭でいえば、ご主人に浴びせる、奥さまの痛烈な一言。ピシッとした切れ味の良さ(笑い)。″悪への一撃″も、まさにあのような鋭さで加えればよいのである。(爆笑)
 いったんご婦人を怒らせたら、だれもかなわない(笑い)。次から次へと、どこからあんな知恵がわいてくるのか(爆笑)――その点、壮年は婦人から、″言論戦″を見習うべきであろう。ご婦人のほうでは、疲れた壮年を(笑い)できるだけあたたかく″善導″してあげていただきたい。(拍手)
 また、ついでに申し上げると、陰湿な″夫婦げんか″は、子どものためにもよくない。子どもは敏感である。知らないような顔をしていても、じつによく覚えているものである。どちらが悪いかも、ちゃんと見抜いている。
 私自身も子どものころ、父と母がけんかをしたことがあった。たまたま友達が来ており、本当に嫌な思いをしたことを、今も覚えている。
 ″夫婦げんか″の原因は、多くの場合、お父さんの側にあるかもしれない(笑い)。しかし、その場合でも、お母さんも少々″言いすぎる″(爆笑)。″敵″を追いつめる一歩手前で(爆笑)、やめておいてはどうかと思う。″話し合いの時代″なのだから。(笑い、拍手)
 悪と戦う時は遠慮なく、しかし家庭は和やかに――こうあっていただきたい。(拍手)
17  晴ればれと悔いなき前進を
 ともあれ、私は本日で入信四十四年。大聖人の門下として、戸田先生の弟子として、御書の仰せのとおり、大法弘通のために、難を一身に受けながら戦ってきた。その法戦に、一点の悔いもない。心は青空のごとく晴れわたっている。これからも皆さまとともに、さらに晴ればれと進んでいきたい。(拍手)
 さて、本日も、各地に多くの方々が集っておられる。
 夕張、空知、オホーツク、稚内、根室、後志の皆さま、本当にご苦労さまです! また青森県総会、おめでとう! 十和田にも、できれば明年、うかがいたい。岩手の皆さま、墓園建設の決定、おめでとうございます。
 東京の江戸川区の皆さま、″日本一″の前進、おめでとう! 神奈川の横須賀、藤沢、川崎の皆さま、静岡の伊東、富士宮の皆さま、お元気で!
 また兵庫の皆さま、三官に日本一、世界一の文化会館の誕生、おめでとう!(拍手)。きょう、全関西の県長、県婦人部長も参加して、盛大に開館式が行われているとうかがった。心から祝福申し上げる。徳島、愛媛の皆さま、またうかがいます!
 さらに、本日、初めて衛星中継がスタートした、第二岩手県の三会館(花巻平和会館、北上会館、大船渡会館)、大分県の竹田会館はじめ、各会館にお集まりの皆さま、ご苦労さまです!
 そのほか全国の皆さまの幸福を、心からお祈りして、本日のスピーチとさせていただきます。長時間、本当にありがとう! お元気で!
 (北海道講堂)

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