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日蓮大聖人・池田大作

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「3・16」記念全国青年部幹部会・第六… 創立七十周年を諸君の「凱旋行進曲」で飾れ

1991.3.12 スピーチ(1991.1〜)(池田大作全集第76巻)

前後
15  「偉大なる中部」――。
 「朗らかな中部」――。
 「痛快なる中部」――。
 本日の「聖教新聞」に、広告みたいに大きく(爆笑)掲載されていた。(拍手)
 春の歩みとともに中部には、また青年部には、いよいよ喜びと希望が満ちている。この一年も、中部は偉大なる前進を刻む。
 十月には、「愛する創価 偉大なる中部」のテーマで、「中部大文化祭」が名古屋市総合体育館・レインボーホールで開催される。できれば私も出席したい。(=十月二十日、中部文化友好祭として開催)
 心から大成功を祈ります(拍手)。その模様を衛星中継で全国に放映することも検討していただいている。(拍手)
 また、「第七回中部総会」そして「幸の風 中部婦人文化総会」も予定されている(=中部婦人部の「レインボー総会」として開催)。さらに、「青年部大学校祭」(五月〜六月)の開催、「座談会の中部――輝く百万の人華」をスローガンとした大座談会運動(九月〜十一月)や、平和・文化・教育の各種展示も各地で行われる。(=「平和への行動展」「『自然との対話』写真展」「環境展」「世界のおもちゃと教育展」「世界の童話展」など)
 そして、会館の建設も各地で進んでいる。現在、愛知県の一宮平和会館、蒲郡文化会館、岐阜県の長良文化会館、本巣文化会館、三重県の四日市北文化会館の五会館が建設中である。(拍手)
 また、愛知県の新城平和会館、三重県の大台平和会館の二会館の建設も計画されている。まさに、″幸の風″が、ぐんぐんと勢いを増して、中部の大空をつつんでいるように感じられてならない。(拍手)
16  大胆不敵たれ!荒波も勇者には痛快
 先日、ポルトガルのゴウヴェイア駐日大使と東京でお会いした。初めての出会いであったが、私がポルトガル領であるマカオを初訪問(一月三十日)することも、よくご存じであった。
 その折、「大航海時代」のロマンをうたったポルトガルの大詩人カモンイス(一五二四年または二五年〜八〇年)のことを私は語った。(マカオにはカモンイスゆかりの公園もある)
 最後に、「広布」と「人生」の大航海に進みゆく若き諸君に、彼の詩の一節を贈りたい。
  すでに船は用意されている。いかなる
  恐怖も青春の意気をはばまない。
  なぜなら海陸のつわものどもが
  世の果てまで同行のつもりだから。
   (『ウズ・ルジアダス』小林英夫・池上容夫・岡村多希子訳、岩波書店)
 彼は船出の心意気を、こううたう。ひとたび決めた信念である。ともに行こうと誓った同志である。ゆえに逡巡はない。恐れもない。この意気で、ポルトガル人は大洋の荒海を越え、かの「大航海時代」を築いていった。これは、不撓不屈の「学会精神」に通ずる。青年部の諸君もこの意気で、信じるに足るわが″つわもの″の同志とともに、″民衆の大海原″を進んでいただきたい。
 カモンイスは叫ぶ。
  かれらは大胆不敵にも陸地の
  苦難をしのぶだけではあきたらず
  荒海の冒険に乗りだすのだ。
   (同前)
17  ″大胆不敵″――これこそ青年の特権である。開拓者の魂である。臆病であってはならない。弱気な神経質なだけの若者であっては、大事は成せない。より大きな困難を、みずから求める。その心ありてこそ「青年」である。
 「世界広布」という大海原の向こうには、数限りない民衆が、多様な文化が、「妙法」を待っている。「わづかの小島」で汲々としていてはつまらない。
 後継の若き同志よ、大胆不敵な魂で、嵐の海も痛快に越え、千年先、万年先への新しき「創価の道」「友情の道」を、私とともに進んでいただきたい、と念願し、本日のスピーチとしたい。(拍手)
 なお「3・16」を記念し、三月十六日付の「聖教新聞」に寄稿する予定である。
 諸君のご健康、ご長寿、ご活躍を、また幸福と無事故を、毎日ご祈念しています。どうかお元気で。きょうは本当におめでとう。
 (中部記念講堂)

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