Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第三十三回本部幹部会 信仰の青春の炎を永遠に

1990.9.18 スピーチ(1990.8〜)(池田大作全集第75巻巻)

前後
15  最後に、戸田先生の言葉を紹介したい。
 先生は、かつてこのように語っておられた。
 「政体とか政権とかいったものは、大きくみれば、民衆の意思によって、その時代時代で変わっていくものだ。そんな移ろい易いものに眼を奪われ、民衆自身に光をあてなければ、この厄介な社会を寂光土化(=妙法を根本に平和で安穏な世界を築くこと)する広宣流布の仕事は決してできない」と。
 つねに民衆に目を向け、光を当てていかなければ、広宣流布は進まない。広布が進まなければ、人類は永遠に闇につつまれ、不幸の流転におちいってしまう。このことを、戸田先生は鋭く洞察されていた。
16  広布の偉業は必ずや歴史が証明
 広布の活動は、いわば″長期戦″である。とともに私どもは、日々、どれほど壮大な、確かなる歴史をつづりゆく偉業に、邁進していることか。ゆえに今は、たとえどんなに目立たなくとも、また人々から誤解され、正しく評価されなくとも、まったく気にすることはない。永遠の生命観、歴史観からみれば、それらは一瞬の出来事にすぎないし、とるにたらないことである。
 しかし、私どもの足跡を、十方の仏・菩薩が最大に讃嘆し、いずれ後世の人々が瞳目する時がくることは絶対に間違いない。その時になって初めて、広宣流布という未聞の偉業が、歴史のうえに厳然と証明されるのである。このことは、大聖人の仰せからも明らかであり、夜が明ければ太陽が昇るのと同じように、必然の理なのである。(拍手)
 意義ある創立六十周年。私はこれからも、皆さま方の激励のために全国を回りたいと念願している。
 どうか皆さま方は、朗らかに、どこまでも朗らかに、そして仲良く、どこまでも仲良く前進していただきたい、と申し上げ、本日のスピーチとさせていただく。
 (創価文化会館)

1
15