Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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船橋幹部大会 金剛の美しき″生命の光″を幾重にも

1987.7.13 スピーチ(1986.11〜)(池田大作全集第68巻)

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18  私どもの生命も同じである。「難」という凝縮した圧力と厳しい苦難の熱に鍛えられてこそ、ダイヤモンドのごとき金剛不壊の仏界の生命へと、我が「一念」「我」が結晶していくと私はみたい。
 すなわち難があってこそ、我が色心も仏身という「金剛身」を得、金剛石のごとく堅固で、いかなる苦悩や迷いにも壊されない、絶対の光り輝く幸福境涯となる。何の苦難もない平穏無事のみの修行では、生命を真実に磨ききることはできない。最大の難を乗り越え、最高の熱と圧力を乗り切ってこそ、最高のダイヤのごとき″生命の王者″と輝くことができる。
 その生命は、「純粋無垢」にして、美しき不滅の光を放っている。いかなる社会の荒波にも、邪悪な障害にも厳然として不動であり壊れない。南無妙法蓮華経に徹し、広宣流布に徹した生命である。三世にわたって、永遠に妙法と一体であり、自在に広布に活躍していける。そして御本尊を正しく受持しきっていくことによって、生々世々、仏界という、この最高の生命の自身となっていける。その受持即持戒の功徳は、永遠に壊れない。ゆえにダイヤモンドの宝器にたとえて、これを「金剛宝器戒」という。
19  皆さま方は″金剛不壊の人生″と輝いていただきたい。ダイヤモンドのごとき、心美しく輝く″幸福″の結晶の自身となっていただきたい。そのためには難を恐れてはならない。悪口等に負けてはならない。むしろ、それらはすべて、我が生命を磨いてくれる、ありがたい存在であるからだ。
 戸田先生は、かつて当体義抄の文段を拝して、″信心強盛なる者は、もったいなくも日蓮大聖人の御血が、我が生命にわいてくるのだ。清浄な、たくましき、人を救おうとする慈悲が、そして、人生を悠々と生ききっていける力がわいてくるのである″と教えてくださった。
 難があればあるほど、信心の大確信を強盛に発揮して、喜々として仏道修行していく人の人生こそ、金剛石のごとき王者の人生である。
20  この大切な一生を、″美しい信心″と″美しい同志愛″で立派に飾っていただきたい。この船橋という″美しい地域″を、皆さま方お一人お一人の″美しい人生″で荘厳し輝かせていただきたい。そして人類五十億の時代にあって、誉れある先駆者として、金剛の″美しき生命″の光を幾重にも広げ、正法正義を証明しきって、生涯を全うしていただきたい。
 皆さま方お一人お一人、また、本日お目にかかれなかった方々お一人お一人のご多幸を心より念願し、記念のスピーチとさせていただく。

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