Nichiren・Ikeda
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子どもの病気
子どもの健康は親がつくる
「健康対話」(池田大作全集第66巻)
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10 快適さが健全な発育を妨げる
池田 快適で便利な生活が、かえって子どもたちの健全な発育を妨げているのでしょうか。子どもは社会を映す鏡です。歩けるところも車で行く、かみやすい食べ物をあたえる、冷暖房で室内を快適にする――子どもの快適な生活も、大人が生みだしたものです。肥満や生活習慣病になりたくてなる子はいません。子どもの生活習慣の形成は、家庭環境によるものが大きいのです。
大人はある程度、自分の健康を自分で守ることができます。しかし子どもにはできない。″子どもの健康は親が守る″しかないのです。また″子とともに親がつくる″自覚が大切でしょう。
そのためには、まず大人が自分の生活習慣を点検する必要がある。今は情報も、便利な道具も食べ物も自由に手に入る時代です。
こうした時代だからこそ、子どもがすこやかに育つためには、「何が必要で、何がいらないか」を取捨選択しなければならない。親の知恵、大人の生き方が問われている時代なのです。