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日蓮大聖人・池田大作

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夏の健康管理 爽快な夏を! 爽快な朝を!

「健康対話」(池田大作全集第66巻)

前後
10  家庭の冷房は二八度くらい
 池田 夏は体調をくずす原因の一つに冷房がありますね。
 豊福 はい。暑い戸外と、冷房のきいた室内を何度も出入りしていると、おなかが冷えて腹痛や下痢を起こしゃすくなります。
 森田 手足や体がだるくなったり、女性の場合は生理不順になったりします。いわゆる「冷房病」です。
 池田 冷房の温度は、どれくらいが健康にいいのですか。
 森田 一般に二八度くらいが適切です。快適な温度には、個人差がありますが、外の気温と極端な温度差が生じると、健康にとっては″百害あって一利なし″です。
 池田 多人数の会合では、会場の温度に配慮が必要ですね。ただたんに″暑いから冷やせばいい″というものではない。とくに冷えの影響を受けやすい女性や、病弱な方への気配りを絶対に忘れないでいただきたい。
11  温度差に備え、必ず上着を一枚用意
 森田 冷気に直接あたらないためにも、必ず背広やカーディガンなど上着を一枚用意しておくといいですね。
 池田 そうです。上着一枚で激しい温度差から身を守ることができます。
 豊福 汗をかいてはすぐに冷やされるといったことが繰り返されると、夏風邪をひきやすくなります。汗をかいたら、こまめに着替えることも大切です。
 森田 職場でも、ジャンパーや、ひざかけなどをうまく利用し、足や肩を冷やさない工夫をしてください。
 池田 日本では、昔から、蒸し暑い夏を過ごすために、さまざまな工夫が生みだされてきました。縁台、浴衣、打ち水、すだれなども、自然の涼風をうまく取り入れようという生活の知恵が生んだものですね。「健康」も「幸福」も「智慧」が必要なのです。
 御書には「此の題目の五字、我等衆生の為には、三途の河にては船となり、紅蓮地獄にては寒さをのぞき、焦熱地獄にては凉風となり」と仰せです。
 これは気候的な暑さのことではありませんが、妙法を根本とした生活は、暑さにも負けない「生命力」をあたえてくれるのは事実です。
 そして「生命力」には「智慧」がふくまれている。賢明に生きることです。名パイロットのごとく、自分で自分の体調をうまく操縦しながら、″毎日が快調″の生活を送っていきたいものです。

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