Nichiren・Ikeda
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昭和三十一年(七月)
「若き日の日記・下」(池田大作全集第37巻)
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4 七月二十二日(日) 晴れたり曇ったり
九時まで休む。いつも疲れる。疲れが出るのか、疲れていくのか、自分ではわからぬ。
朝食をなし、午後より遊覧船に乗る二ニ人にて、錦ケ浦、巌岸のまわりを快走。
錦ケ浦は、朝日(太陽あがる)のとき、また、夕日のとき、巌に波打つ、その銀波、金波に、錦の模様の虹ができる云々と。
その手前、洞窟。石橋山に敗れし、頼朝の、真鶴を経て、安房に逃れし、途中の、かくれ場所なりと。
なお、本年に、六十幾体の、入水の悲劇あると聞く。
六時四十八分──東京へ向かう。
『新・平家物語』、『ナポレオン戦史』を読了。
此の三年間、歴史書に、全力をあげる。
「依法不依人」――これ、信心の根源なるか。