Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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昭和三十年(三月)  

「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)

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13  三月十五日(火) 曇りがち
 身体の具合、非常に悪し。
 寿命を考える。宿命を考える。背痛し。背重し。
 夜、文京支部組長会、出席。
 元気出ず、悲しい。
 八時過ぎ、築地支部、蓮沼の総合座談会に出席。集合者、三百名内外。非常にやりにくい会合であった。
 理事長、統監部長来る。十時、終了。
 御書に日く、
 天もさだめて・しろしめし地もしらせ給いぬらん殿いかなる事にもあはせ給うならば・ひとへに日蓮がいのちを天のたたせ給うなるべし、人の命は山海・空市まぬかれがたき事と定めて候へども・又定業亦能転の経文もあり・文天台の御釈にも定業をのぶる釈もあり、云云。(四条金吾殿御返事)
 吾れ、内外共に、嵐の如し。病魔と闘え。嫉妬せる者共と戦え。青年らしく。戸田先生の愛弟子らしく。
14  三月十六日(水) 曇
 身体の調子、全く悪し。
 宿命か。罪業か。謗法か。如何にせん。
 精気なく、意気なく、死せる寸前の人の如し。人生の青春。人生の桜花。今、散りゆくは、いと淋し。
 題目をあげきることに尽きる。仏法の厳しさ、自己の一念の厳しさ、実証のため、自ら奮起あるのみ。
 大法弘通に、名誉ある死を遂げたい。そして、永久に、ゆっくり、休息したい。
 静かに、深く。
 生ト死。成住壊空。生老病死。常楽我浄。久遠ノ生命。永遠ノ生命。瞬間即永遠。生死不二。色心不二。三世常恒。
 実感シ、会得セズシテ、去ルハ、正信ノ徒トシテ情ケナシ。頑張レ。頑張レ。
15  三月十七日(木) 快晴
 身体の具合悪し。
 顔色、悪しと、妻よりいわれる。
 無理して、出勤。車中、気持ち悪くなる。
 七時、0氏のために応援。区議会議員選挙である。
 常在寺、約四百名集合。当選は間違いなかろう。

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