Nichiren・Ikeda
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昭和二十八年(二月)
「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)
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5 二月八日(日) 快晴
天気良好。春季の薫光を感ずる。
大石寺、登山参詣。―――先生の奥様と共に日帰り。七時三十六分、東京発、浜松行きにて。
先生のお身体、芳しからず。痛切に、将来の学会の自覚の念せまる。先生、どうか生きながらえて下さい。
自己の身体も、又よからず。私は若い。第六天の魔王に勝つことだ。
車中、疲れ、休む。
6 二月十日(火) 快晴
心身共に、疲労。―――
埼玉、川越地区に講義。―――「佐渡御書」。受講者、約五十名。次第に、人材、人物が、輩出して来た様子。
共産主義国対自由主義国、世界の二大陣営の激突に苦悩する。吾々の前進が、その第一段階の橋渡しか。
而れども、今の力なき存在では、如何ともならず。時を待て。時を待て。同志よ。民衆よ。人類よ。―――