Nichiren・Ikeda
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昭和二十六年(五月)
「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)
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10 五月三十日(水) 晴
天竺国をば月氏国と申すは仏の出現し給うべき名なり、扶桑国をば日本国と申すあに聖人出で給わざらむ、月は西より東に向へり月氏の仏法の東へ流るべき相なり、日は東より出づ日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり、月は光あきらかならず在世は但八年なり、日は光明・月に勝れり五五百歳の長き闇を照すべき瑞相なり、仏は法華経謗法の者を治し給はず在世には無きゆへに、末法には一乗の強敵充満すべし不軽菩薩の利益此れなり、各各我が弟子等はげませ給へはげませ給へ。(諌暁八幡抄)
一日一日、夏型の陽気。
第一に、御本尊を信ずること。
第一に、御本尊を疑わざること。
第一に、御本尊に祈りきること。
第一に、御本尊を離さざること。
第一に、御本尊に訴えきっていくこと。
帰宅、十一時。
11 五月三十一日(木) 雨
五月も終わんぬ。
丈夫の心は、苦難があれば、あるほど
勇敢でなくてはならぬ。
情熱が湧かねばならぬ。
大白法流布に生きる若人、運命、使命。―――
広宣流布に進みゆく、若人、青春、決意。
真の同志は、幾人いることか。
真の同志は、誰人なりや。
真の同志は、自己が心から感じている人なりや。
信ずるものは、大御本尊様あるのみ。大御本尊を信じきっている人が、真の信じられる同志なりや。真に信じられゆく同志は又、真に、大御本尊様を信じゆける人か。
就寝、一時半。