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日蓮大聖人・池田大作

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昭和二十四年(六月)  

「若き日の日記・上」(池田大作全集第36巻)

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9  六月十三日(月) 曇
 朝から頭が痛む。身体を大事にせねばならぬ。
 変遷に変遷を重ねゆく心境。目的を凝視していながら、ふらふらしている自己の悲しさ。勇躍し、はち切れそうな青春時を実感したかと思うと、魔に流され、断崖に立つ思いをなす、自己。
 宗教革命と、大理想を、思惟したかと思うと、現実の嵐に、境遇に、戦く、淋しき自己。
 青年よ起ち上がれ。前進だ。それ以外に、人間革命はないのだ。
 現実の渦中に、飛び込んで戦え。恐るるな。大使命を痛感せば!
 神田にて『パスカル冥想録』『情熱の書』他一冊、計三冊購入。合計、百二十同也。
 今日は、幹部会。躍進しゆく学会の雄姿。取り残されてはならぬ。ただ、仕事の都合上、思うように、学会活動の出来得ぬことが、残念であり、無念である。この五体をば、大聖人に捧げることは、何と幸福であろうか。
 折伏をせねばならぬ。学問も遅れている。明日は学校(夜学)にゆきたい。ずいぶん休んだ。友人が待っていることだろう。
10  六月十四日(火) 曇
 爽やかな朝であった。身体の調子、芳しからず。九時三十分、出動。
 みんな来ているので、きまりが悪い。明日よりは、もっと早く出勤することを、決意する。
11  六月十六日(木) 雨
 戸田先生より、叱咤ある。苦しい。
 自分が、悪いのだ。猛省せねばいけない。
 先生を信じて、どこまでも、頑張りきることだ。自分の悪いことは、常に反省し、革命してゆける人にならねば‥‥。しからずんば、哀れな自身をみるよりほかの人生は、ないであろう。
 全精力を発揮して、又、前進だ。
 過去の偉人の、少年時代、青年時代を、思い浮かべよ。

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