Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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止舎利弗。不須復説。‥‥  

講義「方便品・寿量品」(池田大作全集第35巻)

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4  第一の法を行じて第一の人に
 さて、この部分を文底から読めば、日蓮大聖人が所持されている南無妙法蓮華経の大法は、まさに「第一希有」であり、凡夫の境涯をもっては知ることができないということです。御本尊の広大無辺の力を、小さな凡夫の境涯で推し量り、こんなものだろうと思いこんだり、決めつけたりするのは愚かです。慢心です。大信力を奮い起こして行ずれば、必ず「冥益」「顕益」として結果が出るのです。
 このことを「ああ、そのとおりだ」と実感した分だけ、自分自身の内なる境涯も広々と開けていくのです。妙法は、「第一希有難解の法」です。日蓮大聖人は「持たるる法だに第一ならば持つ人随つて第一なるべし」と仰せです。「第一の法」を持つ人生は、「第一に幸福」な人生です。
 皆さまは、それぞれの舞台で「第一の人」と光っていただきたい。「第一の法」を、晴ればれと証明する人生を送っていただきたい。それが「第一希有難解の法」を行ずるということです。
 創価学会は、「第一の人」の集まりです。「自分には力がない」などと卑下してはいけない。だれにも、その人にしか果たせない使命があります。
 戸田先生は、「学会のしんがりも、他の会ではやれないような、しんがりぶりをやってもらいたい。学会で一番弱いものでも、外へいったら一番強いものであるというようになりたいと思う」(『戸田城聖全集』4)と言われました。
 自分の戦野で、自分らしく「第一の人」と光る──こう決めて、堂々とわが使命を果たしていこうではありませんか。

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