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日蓮大聖人・池田大作

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5 ドイツ人と仏教研究  

「21世紀への人間と哲学」デルボラフ(池田大作全集第13巻)

前後
20  ショーペンハウエル
 (一七八八年―一八六〇年)ドイツの観念論哲学者。厭世論を基調としており、若きニーチェやワーグナーなどに影響をあたえた。主著『意志と表象としての世界』。
 龍樹
 (一五〇年ころ―二五〇年ころ)梵名ナーガールジュナ。インドの大乗仏教中観派の基盤を築く。『中論』を著し、空の思想を展開。中国、日本の大乗仏教の諸宗派の思想に影響をあたえ八宗の祖と呼ばれる。
 ヘルマン・ヘッセ
 (一八七七年―一九六二年)ドイツ生まれのスイスの作家、詩人。西欧文明への懐疑、人間存在の二元性の葛藤などを真摯に追求。一九四六年、ノーベル文学賞受賞。
 ヨーゼフ・V・ヴィドマン
 (一八四二年―一九一一年)スイスの作家。
 フィリップ・マインレンダー
 (一八四一年―七六年)ショーペンハウエルの厭世主義を受け継ぎ世界の破滅を説く。自殺をたたえ、みずから実行した。
 フリッツ・マウトナー
 (一八四九年―一九二三年)オーストリアの言語哲学者、作家。主著『言語批判』。
 デービッズ
 (一八四三年―一九二二年)イギリスの仏教研究者。ローマ字化したパーリ語聖典を数多く出版。
 エドウィン・アーノルズ
 (一八三二年―一九〇四年)イギリスの詩人、文筆家。インドで梵語学校校長をつとめ、帰国後、デーリー・テレグラフ紙の主筆に。
 カール・ザイデンシュテッカー
 (一八七六年―一九三六年)インド学者。著書『翻訳・パーリ仏教』。
 カール・オイゲン・ノイマン
 (一八六五年―一九一五年)オーストリアの仏教学者。パーリ語仏典のドイツ語訳として「法句経」「中部経典」「涅槃経」他がある。
 フリードリッヒ・ツィマーマン
 (一八五一年―一九一九年)ドイツの仏教学者。パーリ語の『仏教教義要理』を著す。
 ゲオルク・グリム
 (一八六八年―一九四五年)古代仏教共同体を創案し実践した。著書『仏陀の教え―理性の宗教』。
 パウル・ダールケ
 (一八六五年―一九二八年)医者であり仏教学者。ベルリンに仏教寺院を建てた。
 アウグスト・ファウスト
 (一八九五年―一九四五年)ドイツの哲学者。ブレスラウ大学教授。ナチスの全体主義に賛同した。
 エルンスト・ベンツ
 (一九〇七年―七八年)ドイツの教会史家。東方教会や禅とスノビズムについて研究。
 フリッツ・フンガーライダー
 (一九二〇年―)五五年からウィーン仏教協会会長をつとめる。ホーエンベルガーとの共著『仏教徒とキリスト教徒の対話』を刊行。
 旧仏教と新仏教
 ここでいう旧仏教と新仏教は、小乗仏教と大乗仏教を指す。
 ダライ・ラマ
 (一九三五年―)チベットのラマ教の最高指導者。五九年、数万の民衆とともにラサ市で蜂起しインドヘ亡命。八九年にノーベル平和賞受賞。
 大厳秀英
 (一八八三年―一九四六年)旧・成蹊高校(現・成蹊大学)教授。第一次大戦後、ドイツ留学中に『禅―日本における生ける仏教』(ドイツ語版)を刊行。
 鈴木大拙
 (一八七〇年―一九六六年)仏教哲学者。禅をはじめとする東洋思想の独自な研究を展開。学習院大学、大谷大学の教授を歴任。

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